やっと行けた〜〜〜世田パブ!
小学生のときに野村萬斎さん観に行って以来、25年近く経っている。
娘とアンパンマンミュージカルに行ったとき、きちんと集中して観ている(なんなら演出の意図に合わせてしっかり怖がってたりした)様子が見えて、観劇、かなり良いんじゃないかと思い定期的に連れていきたいなと思っています。
私はディズニーランドのショーぐらいしか観てきてないので、こういうところが母子でも育ちの分岐点になるのかな…なんて思いながら。
デジタルなんぼの世界で育っている中で、眼の前で動く人が発するエネルギー、ライヴの魅力が伝えられたら良いのかなと思います。
ロゴなどのポップさとは裏腹に?大衆的なエンタメをなぞるだけではない、セリフにも演出にもこだわりが垣間見え、「自分たちで新しいものを作ってやるぞ!」という気迫を感じるオリジナルミュージカルでした。そのパッションが良い。
決して綺麗事では語りきれない家族と友人の表と裏に焦点があたり、メインターゲットは思春期かと思いきや、親世代でも感情移入できる場面が多々あり。私も中盤からは泣いていました。
そしてアミューズのエンタメがもたらす安心感、クオリティの担保。楽曲(メロディー、歌詞、演者さんの歌声)も素晴らしくて、サントラが出たら絶対に欲しい。
私はほとんどテレビを見ないのでマル・マル・モリ・モリを一度も聞いたことなくて、福くんは顔と名前しか知らず、どちらかというとコレナンデのJさんが大好きで「川平慈英が出るなら絶対はずれないだろう」と思ってチケットを買った節があったのだけど、福くんの演技も歌唱も素晴らしかった。
この作品が大人も楽しめる厚みになったのは、間違いなく福くんのポテンシャル(複雑な役どころを理解して、表現する力の凄さ)の大きさではないかと感じる。
娘には良質な国産オリジナルミュージカルを見せることができて大満足。未就学児対応公演も用意してくださり、ありがとうございました。