sushitech-real.metro.tokyo.lg.jp
安定のスシテックにて。現代社会(都市生活)の欺瞞や矛盾にしっかりと切り込む主題設定への信頼は厚い。
3月は仕事上身動きできないので、会期後半ギリギリのタイミングで無理に時間を作って行ったけどその甲斐はあった。ちなみに口コミを見るとICCと被る展示もあるようで、やはり同じ路線ということで初台によく行く人にもおすすめしたい。
本展のフィールドは「"見えない"テクノロジーやカルチャーが(私達にとっては"知らない"うちに)実装された都市のすがた」といったものだったと思う。ハードウェアの時代である20世紀には、テクノロジーの実装は物理的に見えていたわけだけど、21世紀になりソフトウェアが実装されたりアップデートされる姿に関しては、私達は日常的にそれを感知できる機会が少なくなっている。
さらにAI・機械学習のある種破壊的な進歩によって、肌感覚とどんどん乖離していく都市のすがたというのは、"便利・快適さ"と"恐ろしさ"の両面を内包して突き進んでいくんじゃないだろうか。人間が追いついてない。
そして「ソフトウェアを支配するのか、ソフトウェアに支配されるのか」をコントロールするのはガバメントとしての東京都であって、その東京都が主催の展示で、ここまで挑戦的な内容を提示してくれたことに、とても興奮を覚えた。
展示の中には東京を「オバケ」と表現していたものがあったけど、まさにそれだ。
「都市にひそむミエナイモノ展」不気味の谷で最高にぞわぞわする。AI vs人間という構図もあながち嘘ではないかも、ぞわぞわも今だけか。「AIを無理やり現実世界に引っ張り出してくるような」姿をしたインスタレーション。人間はこの接合点に最後まで苦労しそう。(@ SusHi Tech Square) #ミエナイモノ展
— ウダガワアイ (@aimerci) 2024年2月22日
接合点に苦労するというのは、どうあがいても肉体があって有機物である私たちと、AIの出力した情報って、最終最後で折り合えない可能性があって、これをどう共存併用していくのかな、という。
— ウダガワアイ (@aimerci) 2024年2月22日
https://t.co/QxTiJC6s5l
— ウダガワアイ (@aimerci) 2024年2月22日
AI同士でしゃべらせる、ディベートさせるというのはすごく新しい宗教的儀式や新たな賢人会議のようにも見えて…しかし肉体のない彼らとは一体なんぞやと。
とても刺激的だし、不気味だし、畏怖もあり、その上でものすごい未来の社会について考えさせられた。 #ミエナイモノ展
https://t.co/bdfZltGFkB
— ウダガワアイ (@aimerci) 2024年2月22日
人工子宮があったら?の思考実験もかなりエッジィで様々な意見を見れたのがよかった。今まで(20世紀)変革は前身で善だと思ってきたけど、これから(21世紀)先、変革により二度と取り戻せない何かを社会は失うのか。自分達にできるのは、拒否せずとも常に問い続けることか。 pic.twitter.com/GZ9RqFcyn3
Xには書かなかったけど、実際のところ「蘇生するユニコーン」が一番衝撃的だった。おそらくこれって実質ECMOで。ユニコーンと人工子宮が隣り合ってるのも絶妙で。「神の領域」なんて言葉はもはや死語だろうか。「芸術」の意義も感じられてとても興味深い展示だった。
【開催中】
— 平野真美 (@hiranomami) 2023年12月15日
有楽町SusHi Tech Squareにて「都市にひそむミエナイモノ」展に出展しています。
会期:2023/12/15〜2024/3/10https://t.co/sbLDSiVDUI
私は東京藝大八谷研からの特別展示という形で参加しています。「蘇生するユニコーン」のこれまでを一望できる展示になっています。是非お越し下さい🦄 pic.twitter.com/NE6laLM7vT
帰りはやっぱりインデアン。
今日こそはスパ🍝にする!と意気込んで向かったもののいつもの癖で「カレーのご飯少なめで」とチキる。初スパはお預け…。 (@ インデアンカレー in 千代田区, 東京都) https://t.co/ZTvjpNrbRa
— ウダガワアイ (@aimerci) 2024年2月22日