Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

NEWSWEEK '10 12.22

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 12/22号 [雑誌]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 12/22号 [雑誌]

(ブラジル)ボルサ・ファミリア
貧困層の人たちは支給されたカードで現金を引き出せる。条件は子供を学校に通わせ、予防接種と健康診断を受けさせること。こうした所得移転政策のおかげで3600万人が中間所得層入りし、2800万人が最貧相から抜け出した。

「今月アメリカと自由貿易協定(FTA)の最終合意にこぎ着けた韓国。EUに続いてアメリカとも締結の見通しが立ったことで、韓国は世界最多の45カ国とFTA合意したことになる。」
「サッカーもビジネスである以上、高成長の期待できる新興国市場に注目するのは当然だろう。世界銀行によれば、向こう20年間に見込まれる経済成長の62%はBRICsからもたらされ、G7の貢献率は13%にすぎないとか。つまり、試合の放映権料やスポーツウェア、その他関連商品の売り上げで今後も大きく稼げそうなのは、古い大国ではなく新興国市場なのである。」
ウィキリークスにもジレンマがある。アメリカ政府の秘密は暴けても、中国やロシアの秘密は暴けない。政府の透明性と安全保障上の要請の折り合いをどうつけるかという欧米諸国の悩みは、中国やロシアには無縁だ。ロシアにウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジのような人間がいれば間違いなく暗殺されるだろうし、中国はノーベル平和賞受賞者を投獄し、授賞式に参加するなと他国に圧力をかけるような国だ。政府が独裁的で社会に不正がはびっているような国は消え去るのみと、つい最近までは信じられていた。政治学者のフランシス・フクヤマはかつて、資本主義とリベラルな民主主義を兼ね備えた欧米型こそ唯一の持続可能な国家モデルだと論じた。しかし、それは欧米が冷戦の勝利に酔っていた時代の話だ。今は違う。問われているのは、新興諸国が欧米の規範を受け入れるか否かではない。欧米が新興諸国の流儀に合わせるべきか否かだ。そうなったら、試合のルールはまったく変わることになる。」
「12月初め、NASA(米航空宇宙局)の宇宙生物学研究所、米地質調査研究所などの研究グループが記者会見を開いた。サイエンス誌にも発表されたその中身は、カリフォルニア州モノ湖で採集された細菌がヒ素を食べて生きているというものだ。従来の定説では、生命維持には「ビッグ6」と呼ばれる元素(酸素、炭素、水素、窒素、リン、硫黄)が欠かせない。ところがこの細菌は、リンの代わりに猛毒のヒ素で生きている。そうであれば、ヒ素を好む地球外生物の可能性が浮上する。」
→サイエンス誌/ヒ素は単に細菌の細胞に蓄積していて、生化学レベルまでにまで入り込んでいないだろう、リンの代わりにヒ素を吸収することはこの研究では証明されていないと思う。
→ブラッドリー/ヒ素は物質にくっつく性質がある。ヒ素を多く含む環境で細菌を培養すると、細胞はヒ素で覆われる。これを分析すれば高レベルのヒ素が検出されるのは当然だ。
「祖父母や曽祖父母の後天的な経験が卵子精子に永続的な変化を起こし、その変化が子や孫やそのさらに後の世代に継承されていく場合がある」「エピジェネティクス的な変化の世代間継承」
「米政府高官とサウジアラビアのメディア幹部の会話を記した09年の公電では、中東地域でアメリカの番組を流すテレビ局MAC4の人気ぶりが指摘された。『フレンズ』や『デスパレートな妻たち』は米政府が出資する中東向けアラビア語放送チャンネルや他のプロパガンダよりよほど影響力があるという。「保守的な田舎でも人気が高い」とある衛星チャンネルのディレクターは語っている。」