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日常のあれこれ

NEWSWEEK '11 3.2

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 3/2号 [雑誌]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 3/2号 [雑誌]

「いつも、どんな女性に対しても、特別な気持ちを味わってもらえるよう接してきた――イタリアのベルルスコーニ首相/イタリア人女性たちによる大規模な辞任要求デモを受けて、女性にはいつも最高の気遣いと誠意をもって接してきたと釈明して。ベルルスコーニは先週、未成年の買春容疑などで起訴された。」
「この会見をしている今は、まるで1度目の死を迎えたような気分だ――サッカーの元ブラジル代表ロナウド/引退会見を行って。4年前に甲状腺機能低下症と診断されたと告白した。」
「世界は最終的に4〜5つのブロックにまとまるだろう。おのおののブロックの顔触れは貧困国から先進国までさまざまになる。こうした補完的な組み合わせが、最も自由貿易の恩恵を引き出しやすいからだ。富裕国は、貧困国の原材料や労働力を必要とする。貧困国は富裕国に輸出ができる。それぞれのブロックは市場も大きく多様性に富んでいるので、ブロックの外の国々と貿易交渉をする必要はない。その代わり、ブロック内の国々の貿易障壁をなくすことに集中する。先に自由化した国は、それだけ早く貿易の果実を得ることができ、所得も増加する。特に諸外国の技術やスキルを活用できる貧しい国は、それだけ所得の伸びも大きくなる。その結果、ブロック内の国々の間では次第に所得や資金が平準化してくる。すると、より安い原料や労働力を求めてブロック外の世界に自ずと目が向く。ブロック同士が自由貿易交渉を望み出す段階だ。これこそが世界的貿易交渉の自然な姿と言える。WTO発足時の目標どおり、WTOが必要ない世界だ。」
ソーシャルメディアがイランの人々の間で歴史的な役割を担っていること米国務省は理解してる。私たちも会話に入れてほしい。」@USAdarFarsi
「「新閣僚たちが写真撮影のためにベルギー王宮の階段に並ぶまで、交渉に当たっている男たちとのパートーナーはセックスを拒もう」と社会党所属のテンマーマンは、ベルギーの日刊紙スタンダルドに寄稿した。」「コロンビアでは06年、ギャング団を武装解除させるために女性たちが「脚は開かない」運動を行った。当時、あるギャングは米CBSニュースの取材で、「女たちが武器を捨てなければもうセックスはしないと言い出した」と語っている。「女がいないと困る。人は自分の女のためなら変わろうとするものだ。」」
「行方の知れないわが子を捜す親たちに少しでもヒントを与えるため、微博ユーザーたちが街で見かけた物乞いの子供の写真を撮影し、ネットにアップしよう、というのが于の呼び掛けだった。」「「パソコンでや携帯電話を持ち、インターネットを楽しめる豊かな人たちが自分たちの『善意』を満足させるために、物乞いをする者のプライバシーを無視し、その写真をさらし、強制的なDNA鑑定を受けさせている」「政府のサボタージュを助長するもの」といった批判の声も根強い。」
「敗れたジェニングスは「ワトソンは『ジェバディー』の成績優秀者と共通点が多い。非常に賢くて頭の回転も速いが、抑揚のない話し方で、女性を知らない感じ。ただ、私たちと違ってたじろぐことがない」とオンライン雑誌スレートに書いている。97年には同じくIBMのコンピューター「ディープブルー」がチェス世界王者に勝利しており、これで人間が「2連敗」。」
ジャスティン・ビーバー「デジタル社会の完成後に誕生し、浸透したアイドルとしては最初の1人に入るかもしれない。だからこそ、ファンの集団ヒステリーはこれまでにない方向に動きだした。実態のない相手に誰もが賞賛や批判の声を浴びせられる今、ファンは攻撃の実感すら失っているようだ。」
www.satsentinel.org
「クスリをはじめ、悪いことは全部やってきた。隠すつもりはない。さあ、こんな話題はもう終わりだ。この国の問題について話そう。」
「悲惨な紛争をなくそうと呼び掛ける活動には、映画の宣伝で培った経験が生かされている。「まずは映画館に足を運んでもらうことだ。」と彼は言う。「大事なのは簡潔であること。ポスターの宣伝文句と同じ明瞭さが必要だ。『戦争は始まる前に止められる』とか、『次のダルフール紛争、君ならどう防ぐ?』といった感じだ。」「人々の注目をずっと集め続けることは不可能だ。俳優が人気を失わないのは、映画を1本撮ったらしばらくは姿を消しているからだ。」と彼は言う。「俺たちはスーダン問題への注目を保ち続けるために、同じ手を使おうとしている。3〜4ヶ月ごとに何か新しい話題を提供して、人々の興味を引く作戦だ。」」「炎天下の中、CNNとスカイニュースのカメラクルーが待っていた。両者はクルーニーがアビエ地域に向かったことを知り、一番近い都市から900㌔近く離れた、道路も水道もないこの地域にカメラマンを送り込んでいた。」
「支援の人たちは、一日中危険な仕事をしても報酬はゼロ。俺が1日働けば高額のギャラを稼げる。不満と言えば撮影中の食事がまずいことぐらいだ」「彼らの活動にスポットが当たるよう気を配っている。自分の善行をPRする連中が多いが、そんな自慢話にはヘドが出る。」「住民投票まであと100日に迫った時点で、クルーニーがメディアを通じて協力なキャンペーンを開始すると、関心は一気に高まった。英語の新聞・雑誌とウェブサイトでこの問題が言及される回数は、1ヶ月で30倍近くにまで急増。昨年10月から投票が実施された今年1月までに、地上波とケーブルテレビのニュース番組がこの問題を大きく取り上げた回数は96回で、うち3分の1は視聴者の関心を引くためにクルーニーの活動を紹介していた。同時期にはまた、9万5000人がホワイトハウスにメールを送り、南部スーダン支援を訴えた。」
「例えば「世俗主義」は、自由、平等、友愛と並ぶ近代フランスの暗黙の柱であり、極右を除くあらゆる政治勢力の基本的な価値観だ。」
「肥満や喫煙などの不健康な生活習慣には会社が積極的に関与して、予防や早期治療にお金を掛けたほうが結果として医療費は少なくて済む。そればかりではない。より健康な社員、より幸福な社員はそれだけ生産性も高く業績にも貢献できるので、健康への投資は将来何倍にもなって返ってくる。これが、近年アメリカで注目を集めている「健康経営」の考え方だ。」「アメリカのエクセレントカンパニーの中でも健康経営の草分け的存在は、ヘルスケア最大手、ジョンソンエンドジョンソン(J&J)だ。同社は「健康な文化」が社員の健康増進と生産性や成果の向上に不可欠だと考え、78年から「世界一健康な集団」づくりを目指してきた。」「企業は伝統的に病気やさぼりで出勤しない「アブセンティーイズム(常習的欠勤)」を問題視してきたが、プレゼンティーイズムは出勤はしているが鬱状態や体調不良などで仕事に身が入っていない状態。多くの研究によって、プレゼンティーイズムによる損失は常習的欠勤よりはるかに大きいことが分かっている。」
「だがそのイメージの裏には、別の顔がある。思索家にして壮大なアイディアを持つ男、ハーバード大学で学び(寮のルームメイトはあのアル・ゴアだった)、卒業論文のテーマ「フラナリー・オコナーの作品における『カトリック主義の力学』」について雄弁に語る男の顔だ。ジョーンズは妥協を知らないアーティストでもある。自らの表現手段に深い信念を抱き、言葉の使用法と構造について学者のように献身的に思考する。」「「メッセージがあるとは思わない。作品の意図は、世界の歴史における壮大な概念を面白くて身近なものにすることだろう。つまり問いのほうが、答えよりもはるかに興味深くなる。」しばらくして、ジョーンズはこう付け加える。「答えに確信を持つことなどできない」」
「朝の情報番組のプロデューサーという仕事がいかに素晴らしくてやりがいのあるものか(そしてどれほど素敵なファンタジーになり得るものか)を思い出させてくれたからだ。視聴者が「知りたいこと」と「知らなければならないこと」のバランスをどう取るか、何を伝えるかをめぐって、キャスターとプロデューサーがガチンコ勝負しなければならない世界だと思われていることも。よく考えてみれば、ファンタジーの部分があるから映画は楽しいのだ。だからこそ映画は女性に夢を与えてくれる。」
「500年以上に及ぶスコッチウイスキーの歴史に敬意を払い、そのすべてを受け継ぎ、次の時代へと繋げていく。自らの使命をそう語るスコットにとって、伝統と歴史を「守ること」への情熱こそが、すべての原動力になっているという。」
「さまざまな人種や階層を身近にみるなかで、モリソンは服装が人物についていかに多くを物語り、社会的な階層と結びついているかを理解した。「私がアイデンティティーとしてのファッションに夢中になったのは、家族が不安定だったことと関係している。」とモリソンは言う。「自分がどう見える日、そしてそのことが私という人間と私が属する世界について何を物語っているか。すべてがファッションの一部だ。」」「「そもそも私にはヴォーグの資質があるのか」と不安を覚えた。」「98年か99年に『オールアメリカン』という特集号があった。その時私自身が絶対に白人の金髪モデルを思い浮かべることに気が付いた。」「私の人生で最大の葛藤の1つは、自分が属したいと思っている世界に、自分が属している気がしないことだった。」「雑談が嫌いな人は多いけれど、私は大好き。だって自分の思い通りに話を運べるもの。」モリソンにとって雑談は、愛すべき世界と一定の距離を置く手段でもあるらしい。」