Bi-Bo-6

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記憶を記録 feat. 宇田川藍

バニラ・スカイ - キャメロン・クロウ監督

"Vanilla Sky"

バニラ・スカイ [DVD]

バニラ・スカイ [DVD]

出演
トム・クルーズペネロペ・クルスキャメロン・ディアス

キャメロン・クロウ

それに我々も話し合った理想の映画とは―
翌日でも翌年でも 見直すたび新たな発見がある映画だと思う
チケットを売るのではなく1つの体験を売るような映画
そんな映画が我々の考える究極のゴールなんだ

我々の人生に入り込んだ大衆文化的ヒントが並ぶ
アラバマ物語」やアルバムのジャケットは
理想の父親や理想の恋を表している
「突然〜」の笑顔に類するものは誰の心にもあり
それを人は無意識のうちに探し求めているんだ
そのイメージが成長と共に積み重なり その人を形成する
我々を形成するものを祝福するため 私は本作を作り

「僕は社交アニマルだ それに戻してくれ」

物語を感じさせる彼の目から命の光が消え

時に記憶は現実より重要で永遠に残るのは記録だ


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高校生当時、トム・クルーズのかっこよさに惹かれて見たときは
ぜんっぜん心の奥深くにまで入り込んでくる映画じゃなかった。
ただただぺろぺろしてるだけにしか見えなかった、これはほんと。
サスペンスの種明かしは当時見ていてとても興味深かった。
けどその時はたぶんキャメロン演じるジュリーに納得できてなかったんじゃないかと思う。


今回見たときは異常にデヴィットの気持ちを私自身に取り込むことができてた。
一度心に決めた相手を失うかも知れない恐怖、
それも、今までプライドとして持っていたものが消えることによって。
それがない自分は空っぽだって分かってる。
トム・クルーズの容姿含むセックスアピールがとてもいい意味できらめいているけど、
この恐怖については単なる見た目の話ではなく、それ以外にももっと幅広く当てはまる。汎用性は高いと思う。


物語の中盤以降"リアルな夢"に出てくる登場人物は
どれもデヴィット、彼がつくりだした虚構のキャラクター。
それを知った上での友人たちの変化(敵が味方に、味方が敵に)を見ていると、
まさにデヴィットの心の中を覗いてるようでとても切ない。
ここで「彼はすごい孤独感に苛まれてるんだなあ」と感じたのは、前回見たときにはできなかったこと。
しかもそうやって友人らの人格が変わったことで「あれ?これ本当?」と私たち観客らが
「場面」そのものの存在を疑うことができる(この映画なら「夢」の空間)。
トーリー運びの手法としても最高にトリッキーでわくわくするしかけだと思いました。<2010.10.28追記>