Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

Numero Tokyo Aug. 2013

――海外へ行った理由は?
特に目的はなかったんです。ただ、NYに1ヶ月滞在してみようと思ったんですよね。本当にひとりで行ったので、無駄なほど寂しかったし。でも日本にいても、ただ考えるだけで終わっていたと思うので、自分に対する試練のようなものを味わえたのはよかった。
――自らを追い込むタイプなんですね(笑)
そうですね(笑) ぼーっとして終わるくらいなら、苦労して終わるほうが幸せかなって。
――それは昔からの性格?
ですね。自分に対して全然満足ができないんです。だから、少しでも痛い思いをする場所にいる方が頑張れている気がするんですよね。


〜〜〜
やっぱり自分で体験して得たものは大きいですね。ほんと大きいですね。あと、人は危機感を持たないと何もできるようにならないんだなって。

――それはやっぱり、小嶋さん自身がいろんな経験をしてきたから?
それもあるかも。16歳でAKBに入って、それまでは大人ってみんなちゃんとしててすごいのかと思ってたけど、そうじゃない人もいることに気付いたりもしたし(笑)

人生って、オセロのようでしょう?何かあると「ほらやっぱり」って黒にひっくり返ってしまう。そう言われないための努力はしましたね。

GINGER July 2013

――そこで考えちゃったんだ?
そう。「今日は準備に行ってくるね。」「彼が待ってるから今日は帰るね」って、どっちにも胸を張って言えない自分に気付いて、友人や彼がどうこうじゃなく、自分がどうしたいのかを一度ちょっと距離を置いて冷静に考えたくなって。それが 同居解消という形で報道されてしまって、「家を出たって本当ですか?」と聞かれたから、素直に「家を出てるのは確かだけど、また道が重なるかもしれない--」って答えたの。


〜〜〜
――それはどうして?
誰かに話せば、その相手の意見もフィードバックされるでしょ。そういう情報抜きに、自分ひとりでゆっくり時間をかけて、私にとっての本当の幸せって何だろう、人生のパートナーは本当に彼なのか、を見極めたかったんだよね。友だちが心配してくれるのもわかる。だけど、友達が認めてくれたり、周囲とうまくやれる人がベストかというと、大事なのはそこじゃないよねとか。自分にとっての幸せってほかの誰かの物差しで測ることでもない。周囲の顔色を気にしてそこに流されてたら、いったい誰のために出そうとしてる答えなの?って本当にあの時期はグラグラ揺れてたな。