Bi-Bo-6

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記憶を記録 feat. 宇田川藍

マイ・シスターズ・キッズ - トマス・ヴィルヘルム・ヤンセン

マイ・シスターズ・キッズ [DVD]

マイ・シスターズ・キッズ [DVD]

"MY SISTER'S KIDS"
2001年/デンマークデンマーク


コドモシネマコレクションというシリーズから出てるDVD。
雨宿りに入ったブックオフで500円の棚にあったのを見て、買いました。


話はそれるんだけど「クローサー」をずっと見たいと思ってる。
でもどのレビューにも結構な言われ方をしてるのでいまいち手が伸びず。
「不倫とかドロドロしてみんな最低なのにかっこいい言い方で逃げてるだけ」な作品らしい。
あらすじはそういったもので、決して感動できる話ではないことは承知なんだけど、でもだからこそ心理描写とかに期待したいなあと。
たしか予告編を見たときはすごい気になって、DVDも昨日500円の棚に見かけたんだけど、一旦手にとって結局戻してしまいました。


話はもどってこちらの映画になりますが「日本ユニセフ協会 推奨作品」をはじめ、Awordsが「シカゴ国際子供映画祭」「コペンハーゲン国際映画祭」「モンテビデオ映画祭」「オウル国際子供映画祭」「ブラックナイツ映画祭」…と、子供審査賞を総なめにしたそうなのでこれは並々ならぬ作品の予感。


実はついこの前『かいじゅうたちがいるところ』の原作者のインタビューを読んだりして、あくまで「子供向け」という体をなしている作品にこそ、オトナという立場から生きることに関しての大事なメッセージが含まれてるんじゃないかなと感じたり、ちらちらと「児童書」のたぐいが気になってます。


子供向け=ひらがな、というわけではない。


★----

そんな流れでこの映画も見たのですが、物語の中には5人きょうだいがおりなす大小さまざまないたずらが満載です。


「いたずら」ってなんだろうね。
いたずらって人を傷つけるものことを言うのだろうか。
「人に迷惑をかけちゃダメ」なんてことをいう大人が多いけど、
「迷惑」ってなに?

あくまでもそんな単純なことを考えてしまいました。


遊園地でイカサマをしてポールを2本ゲットするシーン。
高尚なエリック叔父さんなら止めると思ったのに、次の場面であっさり企てに参加してる。
あれ?って。


関係ないけど、「勢い」っていうのもひとつ大事な要素で年齢とともに変化していく部分なのかなあ。


家を売ることに決めたパパ側からすればきちんとした理由があっての決断なはずなのに、
子供らはとにかく引っ越しちゃうのが嫌だからあれやこれや手を使って家が売れないようにしたい。
「こんな家やだ」って子供たちがだだをこねる場面なら想像も付きやすいし親は「我慢しなさい」って言うんだろう。
でも、逆だった場合は?あれ?


いたずらというのはゴールがはっきりしてるから潔い。
だけど、そこまでが一直線すぎるから疎まれてしまうのだろうか。
目標地点を決めて、それをあれやこれやの手を駆使して達成するのは
さながらちいさなプロジェクトワークの様で、そう考えると
いたずらっこは幼い頃から無数のプロジェクトワークをこなしてるということ。
そういう意味で、楽しいだけじゃなくて人が成長するうえで不可欠な要素を学ぶ機会でもあるんじゃないかなと。
その中で誰かに迷惑をかけたとき、怒られたとき、「これはだめだ」と知ることでまた1ステップ上に上がるし、
逆に道端に向かった影響も加味した上でゴールまでの道筋を描ける=大人の証なんじゃないかな、と思います。


制作者がどんなことを考えてこのフィルムを撮ったかがわからないから
だから「子供らのいたずらで家売却阻止したよ!ぱちぱちぱち」という感想でいいのかもしれないけど、
なんだか深いことまで考えたくなっちゃう、そんな作品でした。
やっぱり全然、「子供向け」なんかじゃない*