Bi-Bo-6

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記憶を記録 feat. 宇田川藍

NEWSWEEK '11 5.25

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 05/25号 [雑誌]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 05/25号 [雑誌]

インドもパキスタンも、冷戦時代に戦争を防いだ「相互確証破壊」の原理を理解している。どちらが先に核兵器を使おうと、結局は双方共に破滅を避けられない。だから軍事的な小競り合いはあっても、両国間に核戦争はあり得ない。私たちは祖国パキスタンが自信を取り戻し、敵国の攻撃に対する抑止力を持つために核兵器を開発した。そうして国の主権が確保された以上、次は国民の生活水準を引き上げることに注力すべきだと、私は歴代の政権に提言してきた。
――パキスタンの核開発者側の論理

英語に対して「アイドルを追いかけるような憧れは強いが、自分がアイドルになるために本気で努力する人は多くない」。
「1を聞いて10を知る」が喜ばれる日本では、言葉よりも状況から意味を汲み取ることが期待される。コミュニケーションの成功は聞き手の理解力次第だし、口数が多いことに否定的なイメージが強い。一方、英語圏を含む大半の文化圏では、言葉で明快に説明することが日本よりずっと重視される。情報を正確に伝える責任は話し手にあり、10の情報を伝えたければ10以上の言葉を紡ぐ必要がある。/日本人は質問に答えるだけで十分と考えるが、その何倍もの情報を返さないと自然な会話にならない。『無駄話』にこそ意味がある。

「モダンなバレエを見たければアメリカに行く。伝統を見たいからロシアのバレエを見る。」
「この世代の特徴は、内面の謎の激しい炎に突き動かされていくつものジャンルに手を出す反面、どれか1つの道を選べないことだ。同世代のアメリカ人がほかの映画スターよりポートマンに共感を覚えるとすれば、その理由はここにある。映画をヒットさせて商業的成功を手にすること、挑戦的な芸術映画に関わること、大学で学んだことを生かして社会貢献を行うこと――あらゆることを手がけようとするが、どれにも全面的にのめり込まないところに、エリートの若者たちは自分との共通点を見てきた。ポートマンは従来の得てして破滅型の映画スターと一線を画し、新しい映画スター像をつくりりだした。