Bi-Bo-6

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記憶を記録 feat. 宇田川藍

『relations.』 children ♥ Island APRIL → JUNE 2010

「〜お互いを理解しすぎてしまいますから、これもまたつまらない。どこか衝突する余白がないと。「行間を読む」って言葉もあるくらいですから。たとえば「おこがましいけど、僕はこう思いますが、監督はどうですか」みたいな話ができる程度の距離は残しておきたいんですよ。お互いに横目で相手を見ながら、「どう考えてんのかな」と想像し合う、イメージを働かせ合うくらいの距離というのかな。僕の経験上、そのほうがうまく行きます。あまりにも細かな話をしてしまうと、どうしても形が決まっちゃってね、それ以上イメージも芝居も膨らまない。」
「プロとは長距離選手になることであり、この仕事で長く食べて行くことですから。〜基礎がなきゃ絶対に長くは続きません」
「表現力とは、基礎があったうえでの余裕ではないでしょうかね。」
「若者に青春があるなら、老人には赤秋があるという考え方はステキだし、」

「パフュームの「加工されてない、地声の歌」が、空想の世界にあっても、これまたハリウッド、特にトーキー初期の反復である。」
「若手のイケメン俳優がロンドンでビートルズのパロディをやる整髪料のTVCMで、アフレコで台詞をかぶせ、しかも、わざと収録時に喋った事と別の台詞をかぶせる事で、「虚構のクチパク感」を出しているのがあったが、あれは「昔の吹き替え映画の感じ」のパロディであると同時に「録音と撮影が別機材なので、シンクロがちょっとズレている」という、映画が遺伝子にもつ「ドキュメンタリー映画感」というノスタルジーの表現になっていると思う。」
「完全な「すっぴん」の声が持つ、異様なまでの生々しさに慄然としながら、我々は「すっぴん」の声をどんどん失い、異様なまでにその価値を高めている事を思い知らされたのである。」