- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2006/06/23
- メディア: DVD
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出演
金城武/ブリジット・リン/トニー・レオン/フェイ・ウォン
映像は文化資産。色褪せない。
男も女も、恋をしている時が一番きれいで魅力的。
見てるあいだは、心を揺さぶられる夢の時間。
★---
カメラがすごい!すごい!手持ちカメラによるリアリティ。これを先駆けて使ってみせたのがこの作品だとか。
絶対に見るべき。こういった「映しだす感性」が'Asian'なんじゃないかな?と思ってしまう。
まばゆくて、気持ちが高ぶる色つかいに、みるみるうちに虜になってしまう。ブリジット・リンの着ていた黄色いコートが印象的だった。「その日、世界が色づいて見えた」という言葉がこれほどに似合う映画もない。そういえば「ロスト・イン・トランスレーション」の作中でのカラーバランスにも似たようなものを感じる。もしかしたら、それは香港と東京の似た部分、雑多なアジアの都市に潜んでいるスペシャリティなのかもしれない。
94年当時の香港の街中、ということで、屋台や市場から、有名な階段エスカレーターまで、、いろんな風景も味わえます。これを観ると、去年行った香港の街の同じところにちがうところが見えて、すごく興味深い。と言っても、良い意味で何も変わっていなかったように思う。
金城武とブリジット・リンの恋愛は2人ともストイックでよかった。
逆にトニー・レオンとフェイ・ウォンの恋愛(?)は欲に忠実で、人間味を感じた。
脚本もほぼ決まっていなくて、本当に自然に役者さんの個性が表れていると思う。
演技じゃない、ところに夢やときめきが入り込む隙間が見つかる。(これは現在公開中のステイ・フレンズでのジャスティンとミラの演技にも通じる気がする)
鮮やかなカラーの中に、生命力を感じる、都会で生まれた、混ざり合う純情*