Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

ラブ・アクチュアリー - リチャード・カーティス監督

"Love Actually"


2003年/米英合作/英語


出演
ヒュー・グラントリーアム・ニーソンコリン・ファースエマ・トンプソン
アラン・リックマンローラ・リニービル・ナイ


『クリスマスの定番!』
テンポの良さと群像劇が折り重なる爽快感、イギリスの名優を一度に楽しめて、ブラックジョークも味わえる。
こんな贅沢な映画は他にありません。


★---

昨日「プライドと偏見」を観たがゆえに、キーラ・ナイトレイには「あら、また会ったわね」という感じでした。


オープニングとエンディングのヒースロー空港での「meeting」の数々がすごく印象的。実際に空港にカメラを持ち込んで、撮影したあとにはその人達に使用許可をもらって歩いたんだとか。



サム(ちっちゃい男の子)のエピソードが好きです。
9つものストーリーだというから、その中には英国首相の「ありえないよこれ!」っていう軽いノリの話から、職場で若い女性に迫られる夫を見過ごせない妻の苦悩まで、それぞれのエピソードは個性際立っています。コリン・ファースもちょっと頼りないけど、紳士だった。
「愛」といっても、ただの恋愛に対してだけではなくもっと包みこむような、「人と人をつなげるもの」としてフォーカスを当てています。見終わったあとの「満たされた気持ち」では他の映画の追随を許しません。


あとは舞台がロンドンなので都会での暮らしぶりなんかも楽しめました。それに、イギリスのジョークって見た目に合わず大胆だよね。
イギリス首相(prime minister)とアメリカ大統領(president)の記者会見の場も、みんなが「言ってやったぜ」みたいな反応になっててうけた。それにしても彼が公務を執行してるのはこの場面だけな気がする…。なんで当選したんだろ?


個人的に思ったのは、「男性視点の"愛"が多いんじゃない?」ということ。もちろん脚本家が男性だということもあると思うんだけど、同種作品ではホリデイの方が女性の心理に近づいていけてると思った。キャメロンとジュード・ロウの絡みにどきどきしたもん。*