Bi-Bo-6

Bi-Bo-6

日常のあれこれ

NEWSWEEK '11 7.27

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 7/27号 [雑誌]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 7/27号 [雑誌]

4万フィート上空で感じる穏やかで癒される空間がたまらなく好きなんだ。/シカゴの自動車販売コンサルタント、トム・スタカー――ユナイテッド航空機で飛行距離1000万マイル(約1610万キロ)を達成して。82年にマイルプログラムに入会してから5962回搭乗したという。
絶対湿度は一定量の大気内に含まれる水蒸気の量を指すが、通常「湿度」と表現される相対湿度は、その気温における飽和水蒸気量との比較で%表示される。絶対湿度は地球環境にとってより重要な指標になる。水蒸気そのものが、温室効果のガスとして働くからだ。大多数の科学者は、今後地球上の相対湿度はほぼ変化しないと予想している。しかし近年、相対湿度は変化し、しかもここ50年でむしろ減少しているとの説を唱える科学者もいる。その一方で、地表面の絶対湿度の総量が73〜03年の間に約2.2%増加したというデータも指摘されている。一見、矛盾するかに見える両者の説だが、両立し得る。気温の上昇が急激で、相対湿度がゆっくりと低下するという条件の下では、絶対温度の総量は増加している可能性がある。温暖化対策では、湿度についても正しく見極める必要がありそうだ。
中国が一人っ子政策の終了を模索し始めたのは、高齢化による労働力不足や社会保障の負担に備えるため。現在、60歳以上が中国の全人口に占める割合は13%。国連が14%〜21%と定める「高齢社会」は目前だ。/今後深刻なのは、跡継ぎになる男の子を重視するあまり起きる男女比のアンバランスや、学歴と収入の格差が原因の晩婚化・非婚化だ。
賃金引き上げは、安い労働力を求める外国企業をタイから遠ざけかねない。だが教育機会の拡充につながれば、今以上の賃金に見合った技術を持つ労働者が現れることになるだろう。
第二次世界大戦後のアメリカ大統領選で、現職が敗れたケースはレーガンを除いて11月の選挙時点の失業率がすべて7%以上だった(レーガンが再選したときは7.2%だが、これは10%超から激的に改善させた結果だった)雇用問題はオバマにとっても命取りになりかねない。
ピストル購入者の経歴調査を迅速化・簡易化するために全米規模の電子的な情報収集システムを強化
歴史を振り返れば、ニュース週刊誌の草分けであるタイムは20年代の創刊当時、堂々と日刊紙の記事をリライトして載せていた。日刊紙のもったいぶった文体の特集記事を読んだり、新聞を毎日読んだりすることを面倒に感じる読者のニーズに応えようとしたのだ。昔ながらの分厚い新聞があらゆる読者のニーズに応えられるわけではないことには、既存の有力紙も気付いている。ニューヨーク・タイムズは「タイムズ・ダイジェスト」という10ページの要約版を毎日発行している。ホテルやスポーツクラブなどで19万人に読まれているという。
ノルウェー)「悪い狼、勇敢な王子様、助けを待つだけのお姫様」というお決まりの役割分担を見直し、ゲイの王子様や戦うお姫様に子供たちを慣れさせることだという。/ジェンダー教育が支持される背景にも、子供たちの人生には多様な選択肢があり、この世に生まれた瞬間から徹底した男女平等の環境で育てられるべきだという考え方がある。/「あらゆる職業を男女同数にすることが目的ではない。子供たちが非伝統的な選択をするのを阻む、有形無形の障壁を壊すことが狙いだ。」
6月末、カリフォルニア州はインターネット通販大手に売上税を課す州法を成立させた。
既に宇宙旅行の予約を済ませた一般人は数百人(料金は9万5000ドル〜20万ドル)。来年には、リチャード・ブランソンが設立したヴァージン・ギャラクティック社が最初の旅行客を宇宙空間に送り出す予定だ。ここに、フィラデルフィアの訓練センターの出番がある。宇宙空間の商業利用が始まれば、宇宙旅行者や科学者だけでなく、そういう人たちを相手にしたビジネスを行う人々をサポートする「宇宙空間のプロ」が必要となる。/「宇宙に旅立った宇宙船が遺体収納袋を満載して戻ってくるようなことがあれば、その瞬間に民間宇宙旅行業界は一巻の終わりになる。」
オバマ父の最大の欠点は、周囲より常に自分が優位に立たないと気が済まないところだった。これは元妻ルースの言葉を借りると「非常に大きな劣等感」の裏返しだった。
アメリカの作家ポール・セローはかつて、東京があまりに効率的なのに感服して「これは都会じゃない、機械だ」と評したことがある。/政治は都市運営というアートなのだ。/フランスでは、政治家は愛人が多いほど有能だとさえ言える。ベッドで誰かを魅了できれば、少なくとも選挙で一票を確保できるのだから。/私が思うに、日本人は自分たちの特異性を強く意識している。だから全員の利害に関わるときはきょうだいのように一致団結する。この集団はびっくりするほど完璧で、自ら運営していけるからリーダーなど必要ない。