Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

2011.6.16-17 スマートグリッドサミット2011

スマートグリッドは、新しい機能を持った電力網である。最初にアメリカ合衆国の電力事業者が考案した。「スマート」という語が表すように、発電設備から末端の電力機器までをデジタル・コンピュータ内蔵の高機能な電力制御装置同士をネットワークで結び合わせて、従来型の中央制御式コントロール手法だけでは達成できない自律分散的な制御方式も取り入れながら、電力網内での需給バランスの最適化調整と事故や過負荷などに対する抗堪性を高め、それらに要するコストを最小に抑えることを目的としている。
Wikipedia - スマートグリッド


ビッグサイトで開催されたイベント。次世代自動車展と同時開催。
「エネルギー」のおはなし。

以下メモ

  • 日本が世界にどれだけ貢献できるか →実証プロジェクトを積み重ねていきたい
  • 次世代自動車のエネルギーはもはやクルマの動力にとどまらない →動くエネルギーのハコとしての役割
  • 信頼性: Reliability
  • 事前回避: Preventive Control
  • 治療・救済: Remedial Control
  • 回復力・弾力性: Resiliency
  • Load Following: 負荷追従
  • Generation Following: 需給バランスは需要側が合わせる


人口1000万人以上のMegaCity
→2007年には17都市圏だったものが2025年には27に増えるとの予測。


エネルギー効率
Wind Power = Solar Heat Generation = Biomass >>>>>> Photovoltaic
→太陽光は効率がわるい

日立が考えるスマートシティの仕組み

  • 2020 都市人口>農村人口
  • 2050 前人口の69%が都市部に居住 ※エネルギー・飲料・交通などの課題

日本
┣電気: 停電時間最低
┣水: 水道水がクリア(飲料水として利用出来るのは世界でも11ヶ国のみ)(イギリス・フランス・スイス・スウェーデン・イタリア・デンマーク・ベルギー・アメリカ・シンガポール・スペイン・日本)
┗交通: ICカード

  • スマートモビリティ: 利用状況などに応じて最適な運行ルートを自律的に構成。都市の交通網による環境負荷軽減。
  • 再生水マネジメント

★天津エコシティ

中国の「天津エコシティ」―世界的な環境モデル都市に発展する可能性 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com - http://goo.gl/JRQ8
「天津エコシティ」はこれらのエコシティとは別物で、唯一、中央政府管轄下のプロジェクトである。他に内モンゴル自治区や東北地域にも国家プロジェクトの候補地があったが、温家宝首相が天津の出身であるという政治的な理由で、天津が選ばれたようだ。それだけでなく、エネルギー事業は、酷寒地や亜熱帯地域よりも、天津のように四季がある場所で開発した方が、他の地域に拡張しやすいという実質的な理由もある。

 中国だけではない。環境ビジネスに注目が集まるなか、世界中が「エコシティ」流行りである。有名なプロジェクトがアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ政府が推進する「マスダールシティ」、蘭アムステルダムの「スマート・シティ」、独ハンブルグの「ハンブルグ=ハールブルグ」などで、他に北欧、米国の各地でプロジェクトが目白押しだ。
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これからの中国の国家的な課題は、農村部の生活水準向上と、それに伴う都市化にどう対処するかだ。今のペースでエネルギーを使えば、早晩、中国は深刻な石油不足に陥る。したがって、実現可能で、拡張性が高いエコシティのノウハウ獲得は、政府にとって喫緊の課題なのである。

中国・天津エコシティに関してわかったいくつかの事項:インフラ投資ジャーナル/Infra Japan: http://blogs.itmedia.co.jp/serial/2011/05/post-ca40.html
中新天津生態城(天津エコシティー)における日本企業の誘致に関する包括的な業務を受託− - http://bit.ly/jVoe0F ※三井不動産からの三井住友銀行

大和総研/ 中国の環境都市「天津濱海新区エコシティ」建設計画 - http://bit.ly/jcuRCd
環境都市で求められているのは単に一つ一つの機器、単純な要素技術だけではない。都市のビジョン、住民の生活など、高いレベルの設計思想や哲学がなければいけない。その意味で、日中間でも両国政府の政策と企業が持つ様々な技術を結ぶ重層的な提携関係が非常に重要で、その際に単にビジネスのみならず、いかに良い都市づくりに参加するかという相互に亘る哲学が不可欠となろう。環境都市における産業面での価値だけでなく、そこに住む人々の生活環境づくりにどのように貢献するか、エコシティを中心とした循環型経済確立における中日両国の相互協力は、世界の持続可能社会の形成に大いに役立つものとなろう

マスダールシティ(UAE)