Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

NEWSWEEK '10 12.15

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 12/15号 [雑誌]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 12/15号 [雑誌]

「体が未発達な子供のうちに初めて接触した物質で、アレルギーを発症することがある。最近はハイテクツールや「大人向け」製品に接する児童が増えているため、それが原因で一生続くアレルギーが起こる可能性がある。」「子供時代にピアスを付けることで初めてニッケルと接触するケースが多く、後にニッケルアレルギーになる可能性が高いからだ。安全のために10歳まではピアスをしないほうがいい」
「焼き直しや模倣ではなく、真に新しいアイディアに投資を集中させることが重要だ」
Dotcom bubble 2.0
「14年にはパソコン出荷台数のおよそ10%がタブレットに置き換えられる」「調査会社のチェンジウェーブ・リサーチによれば、買い物客の10人に1人が年内にiPadを買う予定。10代の子供の3人に1人はゲーム機よりスマートフォンを欲しがっているという調査会社ニールセンのデータもある。」
「皮肉なのは今回のウィキリークス騒動で内部文書が暴露された結果、アメリカの外交官たちが極めて有能で十分に役割を果たしている事実が明らかになったことだ。」「暴露された公電を読む限り、「世界の国々は皆、お人好しのアメリカに自分たちの問題を解決してもらいたいと思っている」ように映る」
「皮肉なことに、かつてはインターネットが普及したりテレビチャンネルが無数に増えれば、より多くの真実が明らかになると考えられていたオープンで自由で制約のない報道は、権力の乱用を暴く。あらゆる市民がジャーナリストの役割を果たすようになれば、同じことが起きると私は思っていた。しかし、現実はそういう方向には進んでいないようだ。うわさ話やオピニオンは増えたが、真実を突き止めるためではないらしい。」「真偽の怪しい情報が多すぎるため、人々は自分の信じたい「事実」を選ぶようになったのだ。」「ニクソン政権の大統領補佐官だった故ダニエル・パトリック・モイニハンはこう警告した。「誰でも自分なりの意見を持つ権利がある。だが自分なりの事実があってはならない」」
Global weirding - 地球気象の非正常化
「どんなに大きな嵐でも、1度だけでは地球温暖化によるものとは断定できない。科学者は長期に渡る気象パターンを観測し、人間による地球環境の変化がどこまで影響しているかを見極めようとしている。」
「20世紀の最も独創的なミュージシャンの1人だったレノンは、セレブの草分けでもある。名声を求め、名声について語り、名声を利用し、名声を遠ざけ、ついには名声に殺された。「僕らの生活が僕らのアートだ」。死の3日前、レノンはオノ・ヨーコローリングストーン誌の取材に応じ、そう語っている。リアリティー番組が生まれる以前の時代に、既にそんな実感を持っていたのだ。」「名声とはおかしなもの。そのばかばかしさに僕は気付いている」「レノン以後、名声は「道具」になる。レノンは68年に、「この道具」が手に入れば、できるだけいいことに使おうと思うはずだ。そうしなければもったいない。」と語っている。生活とアートの境界が曖昧になり、世間の注目があっという間に集まる今は、誰もがスポットを浴びたがっている。それも結構だが、ビートルズ時代から最後の瞬間まで、レノンが常に心の中で繰り返していた問いを忘れないでほしい。すべては「何のためか」という問いである。」
ソフィア・コッポラが、お気に入りの舞台(ホテル)と愛してやまないテーマ(さまようセレブ)に戻ってきた。この2つを初めて扱った傑作が、『ロスト・イン・トランスレーション』で、東京のパークハイアット・ホテルに滞在するアメリカ人俳優が時差ぼけと文化の違いに翻弄された。次作ではフランス王家に嫁いだマリー・アントワネットが、ベルサイユという名のホテルならぬ宮殿のあまりの広さにと際限ない儀式の連続に振り回された。」
「いわゆるリアリティー番組はリアリティー(現実)を反映していないことだ。」「リアリティー番組を信じてしまったら、女性は愚かで無能で、自分の性的魅力を利用しなければ成功できないことになる」