Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 12/8号 [雑誌]
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「わが国では、それを本物の男という。――ロシアのプーチン首相/俳優のレオイナルド・ディカプリオが2度の搭乗トラブルを乗り越えて、サンクトペテルブルクで開催されたトラ保護に関する国際会議に出席したことを称賛して」
「国連の食糧農業機関(FAO)の推定によると、2050年に世界の食料需要を満たすためには農産物の生産量を今より70%増やす必要がある。環境にも優しい1つの解決策は都市農業。」
「ヨーロッパは過去数十年、2つの政治的大事業に取り組んできた。1つは、民主的な福祉国家の建設で経済格差を解消すること。もう1つは、99年の単一通貨ユーロの導入に象徴される地域統合だ。」
「支援要請に追い込まれたのがアイルランドだったのは皮肉だ。同国はインテルなど有力外資の誘致で輸出主導の高成長に成功し、近年までケルトの虎と呼ばれていた。87年〜00年の経済成長率は年率6.8%。失業率は16.9%から4.3%に低下した。だがその後、実体ある成長は不動産バブルに道を譲り、バブルが崩壊するとアイルランドの銀行は不良債権の山に埋もれた。バブルの原因の1つは、単一通貨がもたらした低金利だ。これが自国通貨なら、アイルランド中央銀行が金利を上げれば済んだ話だ。だが金利水準を決める権限は、ユーロに参加したとき欧州中央銀行(ECB)委ねてしまった。」
「融資の仕組みに関してアメリカと同様な「金融革命」を経験したイギリス人は、ローンに頼って消費を楽しみ、結果として借金地獄に苦しんでいる。一方、倹約を好むドイツでは銀行が低所得者向けに、頭金をためる貯蓄プランとその後のローン返済を組み合わせた「ローン貯蓄契約」を用意している。」
- 作者: マイケル・ポーラン,ラッセル秀子
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- 発売日: 2009/10/23
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「中国には多くの民族がいる。多文化の国なのに、アカデミックな世界では漢族の文化だけに焦点が絞られてきた。」
- 作者: マイケル・ポーラン,ラッセル秀子
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「「でも、欧米のまねをするだけでは駄目だ。中国が世界に真に貢献するには、中国独自の道を歩む必要がある。」それには「メイド・イン・チャイナ(中国製)」ではなく、「クリエーティッド・イン・チャイナ」を促進し、多様な文化の伝承を途絶えさせないことが重要だろう。」