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日常のあれこれ

NEWSWEEK '10 7.21

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 7/21号 [雑誌]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 7/21号 [雑誌]

トルコ「東の国々やイスラム圏の人権侵害には異議を唱えるくせに、イスラエルによる人権侵害には黙って見て見ぬふりする。そんな二重基準が西側の価値観なら、わが国は賛同できない。」

ネイサンズ ホットドッグ選手権
「大会の運営団メジャーリーグ・イーティング(MLE)」
「MLEと傘下の早食い競争国際連合(IFOCE)が設立されたのは13年前。最初は一週のジョークだった。〜彼らは連盟のモットーラテン語で「真実は大食いにあり」と掲げ、参加するメンバーを「食道の騎士」と呼んだり、「大量消化兵器」と呼んだりしたものだ。」

女性パワーが世界経済を救う

「未来の教科書には07〜08年の景気後退(リセッション)は「マンセッション(男性不況)」と記されているかもしれない。既に経済記事などで使われ始めたこの言葉は、景気後退の主な犠牲者が男性だったことを表している。」
「アメリカの世帯数の3分の2では既に女性は稼ぎ頭か共同の稼ぎ手になっている。EUでは、00年以降に生まれた800万件の新たな雇用の75%を女性が獲得した。
 アメリカと主要ヨーロッパ諸国では、24年には平均的な女性の収入が平均男性を上回ると経済学者らはみている。」
「女性が稼げば消費も刺激されるだろう。アメリカでは消費者購買行動に占める女性の割合が83%に上るという。アメリカの銀行口座の89%、あらゆる個人的な富の51%を女性が保有。女性の消費者購買力は5兆㌦以上――日本経済全体より規模が大きい。
 今や世界の女性は人類が誕生して以来最大の「新興市場」。この未曽有の現象は今後も続く可能性が高い。」
「女性はビジネスの世界でも存在感を強めている。97〜02年の企業全体の成長率は7%だったが、女性が率いる企業の成長率は20%近くに達した。05年の時点で企業活動に携わった人の3分の1以上を女性が占めるようになり、女性が所有する企業の増加ペースはアメリカで設立される企業全体のペースの2倍以上に上る。」
「女性の教育水準は10年前に比べて大幅に改善されている。アメリカでは、大学の学位取得者も大学院卒業生も男性より女性のほうが多い。高校の卒業生総代に占める女性の比率は09年には72%だった。
 多くの途上国でも同様なことが言える。ブラジルやアラブ首長国連邦、ロシアでは、大学の卒業生の大半は女性だ。」
「インドの女性85%、UAEの女性の92%が自分のことを「非常に野心的」だと考えている。ブラジルとインド、中国、UAEでは女性の75%以上が企業のトップになることを目指している(自分を非常に野心的だと思っているアメリカ人女性は36%しかいない)。
 野心的な女性が途上国で目立つ背景には、男性と同等の賃金を求める気持ちがより強いという事情がある。貧しい国々では男女間の賃金格差が大きいのだ。」
「多くの調査によれば、女性役員が多い企業は少ない企業よりも財務状況が優れている。」
「女性の経済力の向上は、特に途上国で大きな社会的影響をもたらす。男性は自分の収入の30〜40%しか地域社会や家族に振り向けないが、女性の場合はその比率が90%に上るためだ。」

年を取っても脳の機能と知能は以外に低下しない 加齢に伴う脳の変化を楽観的にみる新研究

「推論能力は28歳前後でピークを迎えた後、急落している。検査で高いスコアを獲得した人のうち50代はわずか6%、60代は4%だった。だがCEOの年齢分布はこれと対照的で、ピークは60歳直前。約半数が55歳以上で、40歳未満はほとんどいない。」
「年を取ると新しいものを記憶する力は低下するが、以前からある「核の」知識は消えないのも、〜専門知識などは、年を取っても失われないシナプス神経伝達物質)やスパインにコード化されいる。
 推論能力や初めて経験する問題の解決方法は加齢とともに衰えるのに、知識は十分に保持され、少なくとも60歳までは語彙が増える理由もここにあるのかもしれない。感情的知性(人間関係を維持したり相手の感情を理解したりする能力)や社交、自制の能力も普通は加齢とともに向上する。」
「脳の機能を支えているのは、心臓やや免疫系を支えるのと同じもの――ウォーキングなどの有酸素運動だ。〜また運動はニューロンの形成を促し、計画性などをつかさどる脳の部位でニューロン同士をつなぐ白質の量を増やす」

「私たちはどこへ行っても機械に付きまとわれている。そのどれもが「急げ」とささやき掛ける。」
「誰もが自分の掲示板では主役だが、友達の掲示板では脇役に回るフェースブックにそっくり。物語全体の「主役」は存在せず、章ごとに視点が変わる点は、SNS特有のナルシシズムと断片化した人間関係を模索している。」
「えげつないストーリーが高尚なアートに思えるのは、ブルジョアな舞台設定にだまされているからかも」
「宝飾品は特別な瞬間を記念するためのものだが、ファッションはやがて廃れる。」とカルティエのベルナール・フォーナスCEOは言う。