佐藤さんは思っていたよりもほわほわとしていて
論理畑なのか芸術畑なのか…わからない人だった。
だけど私にとってはその「どっちつかず」こそが魅力で、それはどっちつかずなわけじゃなくて
どっちもプロフェッショナルだから、わかりにくいだけ、という感じがする。
たまに出る
「新しいつまらなさだな。っていう感覚」
「以前は"これもまさしく自分である展"というとても積極的なものだったのに
気づいたら"これも自分と認めざるをえない展"というとても苦々しいものに…」
「(属性のゲートで)自分が社会で認められた、"男性として生きていいんだ。"って言われたことに
たいしてほっとしているというか、ちょっとうれしい時点でやばいんですけども」
私はこんなところですごい笑っちゃったんだけど
多分人間の笑うすごく根本的な要因の「ズレ」をキレイに踏襲してた気がする。
すごく正統派なんだよ。
彼の口から、彼らしい言葉が出てくる。
彼の立ち振る舞いとアイディアがくっつく。
すべてがオリジナリティにあふれてる。
以下メモ
- 属性に無頓着な自分、それに執着する社会
- あなたより、あなたのことを知っている社会
- 名刺を折る
- 人間の考えの範疇―問題が出てる時点ですでに半分解決している
- 大いなる疑問がわくようなインスタレーションを
- デザインとは、わかるようにすること
- 指紋の池 帰ってくる 愛しい "自分の"指紋
- 気持ち=表象
- 顔認識 W杯の観客席でテロ犯人捜索
- 個人を特定するのに必要なのが属性
- 属性のゲートと誤認 →上記の「ちょっとうれしい」
- →上記の「これもまさしく自分である展」
- 名刺に関して イギリス人は個人主義、わりとOkかも
- 金魚 →上記の「新しいつまらなさ。」
- 我々は意外と自分のことに無頓着。否定される本体そのものがいない。
- 筆跡 大いなる属性
- 外見だけでカテゴライズ
- 違和感/嫌な気持ち も大事
- 昨年9月から準備
- 耳紋 泥棒調査 警察 酒井法子のケータイ
- あまりにも自分にぴったりだと窮屈でしょうがない
- 自分にちょっと無頓着な方が 自由でいきいきとしていられる。
- 自己実現ってなんだ?