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日常のあれこれ

佐藤雅彦 "これも自分と認めざるをえない展" - 21_21 DISIGN SIGHT

佐藤さんは思っていたよりもほわほわとしていて
論理畑なのか芸術畑なのか…わからない人だった。

だけど私にとってはその「どっちつかず」こそが魅力で、それはどっちつかずなわけじゃなくて
どっちもプロフェッショナルだから、わかりにくいだけ、という感じがする。

たまに出る
「新しいつまらなさだな。っていう感覚」
「以前は"これもまさしく自分である展"というとても積極的なものだったのに
 気づいたら"これも自分と認めざるをえない展"というとても苦々しいものに…」
「(属性のゲートで)自分が社会で認められた、"男性として生きていいんだ。"って言われたことに
 たいしてほっとしているというか、ちょっとうれしい時点でやばいんですけども」
私はこんなところですごい笑っちゃったんだけど
多分人間の笑うすごく根本的な要因の「ズレ」をキレイに踏襲してた気がする。
すごく正統派なんだよ。

彼の口から、彼らしい言葉が出てくる。
彼の立ち振る舞いとアイディアがくっつく。
すべてがオリジナリティにあふれてる。


以下メモ

  • 属性に無頓着な自分、それに執着する社会
  • あなたより、あなたのことを知っている社会
  • 名刺を折る
  • 人間の考えの範疇―問題が出てる時点ですでに半分解決している
  • 大いなる疑問がわくようなインスタレーション
  • デザインとは、わかるようにすること
  • 指紋の池 帰ってくる 愛しい "自分の"指紋
  • 気持ち=表象
  • 顔認識 W杯の観客席でテロ犯人捜索
  • 個人を特定するのに必要なのが属性
  • 属性のゲートと誤認 →上記の「ちょっとうれしい」
  • →上記の「これもまさしく自分である展」
  • 名刺に関して イギリス人は個人主義、わりとOkかも
  • 金魚 →上記の「新しいつまらなさ。」
  • 我々は意外と自分のことに無頓着。否定される本体そのものがいない。
  • 筆跡 大いなる属性
  • 外見だけでカテゴライズ
  • 違和感/嫌な気持ち も大事
  • 昨年9月から準備
  • 耳紋 泥棒調査 警察 酒井法子のケータイ
  • あまりにも自分にぴったりだと窮屈でしょうがない
  • 自分にちょっと無頓着な方が 自由でいきいきとしていられる。
  • 自己実現ってなんだ?