"MOON"
2009年/イギリス/英語
なんとなんと
ダンカン・ジョーンズ、彼はかの有名なデヴィッド・ボウイの息子なんです。
そういった触れ込みでも話題作でした、が!!!
そんな、親の七光を期待してもらっても困ります!
音楽のセンスはさすが、と感じますが
映画監督としての才能は、私たちをこれから楽しませてくれる予感に満ちたもの。
月面が舞台、そして出演者は…2人!?
そんな意味のわからない…すべてがナゾな"ルナ産業"へ、ようこそ。
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とにかくこの映画は音楽が良いんです。
私はキャンペーンにあたってこの映画の冒頭18分だけをweb上で試写する、という企画に参加したのですが
冒頭から一緒に見てたみんなとTwで「音楽いいね」と大盛り上がり:)
さらにさらに、美術もよい!
「低予算」というハンドメイド感が、とってもポジティブにスクリーン上に表れてるんです。
宇宙服や宇宙船の内装も…
一昔前のSF映画を感じさせるなつかしい雰囲気、
ハイテクはあんまり登場せず…
そういった空気感でも存分に楽しませてくれる映画です。
展開はというと…
言うまでもない話なのでここでは割愛しますが、とってもシリアス。
ちょっとした密室サスペンスもの。
楽しかったなあ、意味がわからなくて。もちろん最後にはすっきりするんだけど、
「映画」という一つの芸術としてすっごくエンタテイメント性があったと思う。
もちろん、舞台が月面というだけで、私たちの中にわくわくするものがあるしね。
もう一度観たいな。
そしてTSUTAYAでレンタルが始まったら
「デヴィッド・ボウイの息子!」というポップと共に
単館系の棚を彩ってくれるはず、そんな後世にも語り継がれるすてきな作品であること間違いなしです*