出演
井上真央/ジョナサン・シェア/国仲涼子/國村隼/大竹しのぶ
ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。
- 作者: 小栗左多里
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2002/12
- メディア: 単行本
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すてき!
とにかくすてきだった。
真央ちゃんの演技がすばらしかった;)
泣いて笑って、一緒の2時間を過ごしました。
言わずと知れた有名なマンガの、映画化作品です。
私も最初は「えー映画化だいじょうぶ?」って思ってた懐疑派。
でも、実際観てみたら、そんなことは吹き飛んだ☆
ストーリーについて言えば、これはまるでパラレルワールドのよう。
出会いやらエピソードやらはドラマチックに脚色あり。
でも相変わらず、
トニーはおちゃめで、さおりはとってもエネルギッシュで、見てて元気がもらえる2人。
☆ネタバレ
単刀直入に言うと
お父さんが死んじゃうエピソードだけはいただけなかった。
さすがに、簡単に人を殺すのは…
映画でも、たとえ盛り上がりのためとはいえ、ある意味での禁じ手だと思います。
そういう泣き技にもっていっちゃいけないの。
あとはもうほぼ85点くらいの仕上がり!
特にさおりが外国人のパーティの最初行ったとき…
緊張して固まって壁と一緒になっちゃった、そんなシーン。
「あー、私も台湾のゲストハウスのリビングではあんな感じ…」と
がっつり彼女に感情移入してしまうポイントになりました。
そしてなんといってもトニーのまっすぐさと、おちゃめさ!
一番好きなのは変なうた歌いながらはたきで掃除してるとこ。
+「抜かれるなら、度肝がいいよね☆」
+「なんで、そんなに悪くいうんですか!素敵なお嫁さんじゃないですか」
+「なんで、あえるんですか」
+「…間違ってますね。"全然"のあとは、否定形ですね」
+「ここで会ったが百年目☆」
more and more..
すばらしい名言の数々は、原作ゆずりのすばらしいギャグセン。
あとトニーの取り巻きの外国人がとっても光ってた!
「日本のガールは本当ちょろいんだぜ」とか、ほんとにそうなんだもん、
外国人に弱いよね、日本の女の子はちょっと遠くから見てみんなできゃぴきゃぴ。
そういう異文化のギャップを、嫌味なくさらーっとコミカルに表現していてとっても好印象です。
例えばトニーは洋画見て、セリフと一緒に笑えるけど、私たちは字幕だからワンテンポおそい、とか。
グラスのせっけんのはなしも。
いっぱい笑えるなあ、すてきだなあと思っていたら…
さおりに仕事が入っていくにつれてシリアスになっていく2人の生活…
起承転結がとっても綺麗なストーリー展開です。
トニーがアメリカに旅立ってしまった後…
洗濯物のメモを見て…泣き出す真央ちゃんを見て私も号泣。
そのあとお母さんが「外国人だなんて関係ないの、受け入れるってことなのよ」って言ってまた号泣
友達に「泣きすぎ!!」と言われちゃうほどすっごく感極まってしまいました。
それからNYに行った時も、
「ここでは私が外国人か…」って一言にすごく重みを感じることができて。
それって、私もつい先月に台湾に行って感じたことそのままだったからびっくり、
そっか、こんなに簡単で、けれどずっしりと質量のあることばに集約できるんだなあと。
真央ちゃんの表情、喜怒哀楽と共に過ごしたひとときでした。
she moved my heart.. crying, smiling, be perplexed*