Bi-Bo-6

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記憶を記録 feat. 宇田川藍

私がWECを好きな理由

http://www.underconsideration.com/brandnew/archives/24_le_mans_logo_detail.jpg


ル・マン24時間を観ていると、「わーこれだ!WECこそ私の求めてたモータースポーツ!」と思うものがそこにはありました。


F1は確かにかっこいいしドライバーにもタレント性があって非常に華やかな世界なんだけど、まずもってレギュレーションが超複雑ですぐ変わる、そしてドライバーに最適化されたチューニングも含め属人的な要素が大きすぎる、さらに規定の周回数を最も速く走破したドライバーが勝利するためにレースが短時間で終わるし、情勢も一方的なまま終わってしまうことが多い(競り合いや大逆転劇などが毎回起こるわけではない)なあ、などと長らくぼんやり感じていた。


そこへ颯爽とあらわれたWEC!*1
こういうのこそ地上波で観たいのだけど…まあさすがに24時間生中継は無理ですかね…ヨーロッパでは無料の放送で観れるのかな?うちはJ SPORTS3で観ました。

ル・マン24時間レース」のサルトサーキットは1周約13.6kmの長いコースであり、WEC(世界耐久選手権)のサーキットの中ではダントツに速い超高速サーキット。制限される燃料で速く走る効率の良さが求められる。そこに必要なのはチームの技術だけではない、ドライバーの燃費消費を考えたドライビングの工夫も大いに必要になってくる。

そして、24時間の戦いの場面では激しいバトルになることもあるし、その中で周回遅れとなるLMP2のマシン、さらに速度域の低いGTクラスのマシンをいかにうまくかわして行くかも重要なポイントだ。クラス違いのマシンをパッシングする際のリスクは常につきまとい、彼らと絡むアクシデントは絶対に避けなければならない。なおかつ効率の良いドライビングも求められるわけだから、ドライバーは大変だ。
それだけではない。アクシデント発生時にはセーフティーカーが導入され、レースが度々、中立状態になる。その後のレース展開の判断力、チームクルーたちの仕事ぶりは大きくレースの行方を左右する。チームの指揮系統がしっかりしていなくてはならないし、眠る暇もないメカニック達の集中力も必要。総合力、経験など様々な要素が絡み合い、レースが動いて行く。
トヨタ、アウディ、ポルシェの対決は単なるスピード勝負ではない。新時代のル・マン24時間レース!(辻野ヒロシ) - 個人 - Yahoo!ニュース


周回数ではなく規定の時間数走りきることが求められ、その中で何度も起こるピットイン、抜きつ抜かれつの駆け引きとテクニック、ドライバーの交代とマシンのトラブルは順位を大きく変えることもある。レース全体と、スティントごとの評価。
とにかくドラマがてんこ盛り。フルコースでどきどきわくわくが止まらなくて、そして私が、モータースポーツ最大の魅力だと思っているあの轟音を6時間も、24時間も聴いていられる幸せ。LMP1やLMP2ばかりが国際映像には映るけど、その死角で必至に競り合いを繰り広げているGTE Pro及びGTE Amの頑張り。
今年のル・マンはやはりトヨタに勝ってもらいたかったのだけど、でも、「えっ可夢偉どこ?7号車は?えっ、9号車……!?寝て、起きたら順位が変わってた、リタイアしてた!」という体験があまりにも衝撃的すぎて、それでWECに惚れてしまったと言っても過言ではないと思う。一時はLMP2の車が首位を走るという波乱に加え、レース最終盤にはGTE ProにおけるシボレーVSアストンマーチンの米英死闘!*2もう最高でした。後日、J SPORTSの再放送もちゃんと観て深夜〜早朝になにが起こっていたのかキャッチアップしましたよ。
あとまあ車のシェープ的にも個人的にはフルカウルが好きなので*3、LMP, GTEといったクラスの車はちょうどしっくりくるデザインなのかなーと思っています。

先週末のニュル6時間ももちろん観てました(ゴールは深夜2時すぎだったからやっぱり寝てたけど…)。トヨタ、ツイてないと思うけど、でもまたしても予選でポールポジションを獲得した可夢偉さんやっぱり音速。ニュルのコースは高低差とカーブの多さがまたサルト・サーキットとは違っておもしろかった。ポルシェのダウンフォースすごいねって話もあります。

 
2017年のレーススケジュールはこちら。個人的には冬の上海レース気になるな〜。
8月は大会がないので飢えるけど、9月からは3ヶ月で5戦もある。幸せ。

大会名 開催日 サーキット
第1戦 シルバーストン6時間レース 4月16日 シルバーストン・サーキット
第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レース 5月6日 スパ・フランコルシャンサーキット
第3戦 ル・マン24時間レース 6月17-18日 サルト・サーキット
第4戦 ニュルブルクリンク6時間レース 7月16日 ニュルブルクリンク
第5戦 メキシコシティ6時間レース 9月3日 エルマノス・ロドリゲス・サーキット
第6戦 オースティン6時間レース 9月16日 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
第7戦 富士6時間レース 10月15日 富士スピードウェイ
第8戦 上海6時間レース 11月5日 上海インターナショナルサーキット
第9戦 バーレーン6時間レース 11月18日 バーレーン・インターナショナル・サーキット

ジャッキーチェンDCレーシングのオーナーさん、来ないだろうか。
トヨタ・ガズーも頑張れ。下記の記事おもしろいです。
toyotagazooracing.com
 

WEC - 2017 24 Hours of Le Mans - Highlights

*1:FIA世界耐久選手権

*2:アストンマーチンに軍配が上がった

*3:'89年生まれというレッツ&ゴー!!全盛期の世代だから。