Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 2009年06号

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2009年 06月号 [雑誌]

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2009年 06月号 [雑誌]

  • 食料危機は克服できるか

人口論 (光文社古典新訳文庫)

人口論 (光文社古典新訳文庫)

「人口はなんらかの抑制要因が働かない限り、およそ25年に2倍のペースで、等比級数(2、4、8、16というふうに)増えるが、農業生産は等差級数的に(1、2、3、4というふうに)しか増えないと、マルサスは論じた。「人口の力は、人類の生存を支える資源を生産する大地の力よりも限りなく大きい。そのため、生存が困難ちなり、人口を抑制するする要因が常に強く働く」と、1798年刊行の『人口論』で彼は述べている。」
「中国で豚が大量に消費されれば、飼料に回される穀物が増え、世界の穀物供給が逼迫する。摂取カロリーで言えば、肉を食べるのは非常に効率が悪い。穀物そのものを食べるのに比べ、豚肉で同量のカロリーを摂取するには、最大で5倍もの穀物が飼料として必要になるからだ。飼料や車のバイオ燃料に回される穀物が増えたこともあって、世界の穀物消費は、1960年の8億1500万トンから、2008年には21億6000万トンに増えた。」
「何年か前に中国人の統計学者に、中国語の『人口』という言葉を教わりました。『人』と『口』を組み合わせていて、なるほどその通りだと思ったものです。資源量に見合うレベルの人口があるはずで、どこまでも成長し続けられると考えるのは、あまりに愚かなように感じます」