Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

アルマニヤ ドイツへようこそ - Yasemin Şamdereli監督

"Almanya - Willkommen in Deutschland"
2011年/ドイツ/ドイツ語


ふくざつな、いみんのきもち。


「移民」という言葉は、(私たち日本人の)身近に存在しないにもかかわらずとても一般的だ。
最近は「日本の労働力をあげるには、移民を受け入れるしかない」だとか「移民を受け入れたら日本の秩序が乱れるかもしれないじゃないか」とか、「Nicolas Sarkozy says France has too many foreigners」なんてニュースや、「カナダ政府は、カナダ国内で学ぶ外国人就学生に対し、将来的なカナダ永住への門戸を開いている。カナダで学び、語学力及びカナダへの適応力が高いと思料される学生を移民として受け入れる事は、カナダ政府にとっても望ましい事である。」なんていう成功例がとりあげられたり…日々喧々諤々議論されているらしい。


本作品はおじいちゃんの世代にトルコからドイツへ越してきた一家の物語。
ドイツは以前移民をたくさん受け入れすぎたらしく、それもまたニュースになっていたりする

スウェーデンと並び、欧州の中でも移民が多いことで知られるドイツ。1960年代、労働力不足を補うために、トルコなどから移民を受け入れた。しかし、40年後の今、当時の移民政策の失敗が残した後遺症に苦悩している。当初、期間限定で受け入れたはずの外国人労働者の多くがドイツに定住し、社会に溶け込めないまま、失業率の上昇など社会問題を引き起こしているのだ。
「ドイツの苦悩―移民の失敗、繰り返さない」via 日経ビジネス

そうで、文化の混入、経済の活性化、人口の増大と言いことずくめのように見える移民政策にもいろいろな副作用は付きまとうよう。*