Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

WIRED TIMES vol.2 2009.12

クレイジーケンバンド 横山剣
「リニューアル後の今のマリンタワーって、カーマニアから見たら、カスタマイズだよね。エンジンはハイテクだけど、見た目はヴィンテージ。古いものを壊して新しいものを作るのは簡単だけど、外側のカタチをキープしながら、中身はその時々の最新のことをやるのって、実はすごく大変なこと。年月は経っても古さを感じさせずに現役感がありつつ、味のあるカッコいいものって車も建物も音楽もたくさんありますよ」

「昭和だよ、昭和!」この一言からスタートした今号、建築家デザインなど、昭和に作られたものは確かにカッコいい。でも、このカッコよさの「なぜ!?」のヒントをたぐり寄せる為に、「あーでもないこーでもない」の侃侃諤諤な会話が繰り返され導きだされたのが、「戦前でもなくバブル期でもない、1950年代〜1970年代が昭和的カッコよさのスタンダードなんじゃない?」です。日本の高度経済成長期は1955年〜1973年と言われています。東京タワーが完成した1950年代、東京オリンピックの開催に沸き、モータリゼーション最盛期だった1060年代、大阪万博開催やボーリングブームが起きた1970年代、がむしゃらに「創ること」「楽しむこと」に向いていたあの時代を見据えてこそ新たなるスタンダードが創られていくのだと、改めて思ったのでありました。ライフスタイルを提案するカフェを通して、少しでも「そうだよねー」と感じてくれたら嬉しいです。(WIRED TIMES編集部一同)