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日常のあれこれ

NEWSWEEK '11 6.22

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 6/22号 [雑誌]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 6/22号 [雑誌]

普通の生き方がしたかったけど、自分がどういう人間で、どんな立場にいて何が起こったのかを受け入れなければならないわ。/映画『ハリー・ポッター』シリーズの女優エマ・ワトソン――いじめが原因で米ブラウン大学を中退したとの噂を否定しながらも、期待どおりの学生生活が送れなかったことを認めて
『これからはあなたのすべてのデータが雲の中に…』「やっぱりね。アップルって宗教よ!」

オスマントルコ帝国の崩壊から世俗主義を国是としてきたトルコだが、エルドアンイスラム化とともに、経済・司法制度の改革、言論の自由の拡大による民主化も目指してきた。」
大統領自由勲章 - この勲章は「アメリカの安全保障や国益に多大な貢献を果たした人物」に与えられるもの。」「勲章の授与はメルケルに対する米政府の期待の表れだ。アメリカがいま必要としているのは、ヨーロッパの債務危機と安全保障問題をリードし、革命が巻き起こるアラブ諸国や紛争地域への支援も行える強力なパートナーだ。」
「ロシアの南部カフカス地方のダゲスタン、イングーシ、チェチェンなどで武装勢力が暴れまわっている情勢は複雑を極める。彼らの目的や戦術は異なるが、ロシアの支配から解放されたイスラム国家の建設という共通の目標によって結ばれている。」
ドイツ:再生可能エネルギーで発電された電力の固定価格全量買い取りを送電会社に義務付ける「固定価格買い取り制度(FIT)」。企業や家庭がソーラーパネルを取り付け発電すれば、初期投資を差し引いいても年8〜10%の利益が得られる。/ドイツの環境保護製品シェアは06年に世界一になった。

「「シャバスゴイ」について聞いたことがあるだろうか。正統派ユダヤ教徒安息日の土曜日に一切の労働ができないので、それを代行する異教徒の人だ。電気をつけたくなったらシャバスゴイを呼ぶが、「電気をつけてくれ」とは頼めない。罪になるからだ。そこで「ここはやけに暗いね」と言う。するとシャバスゴイは真意を察して、こう言うのだ。「私が電気をつけたらいいのだろう」。」
weibo.com
「ペイリン前アラスカ州知事は、建国の父の中でジョージ・ワシントンを最も敬愛していると話している。彼は進んでではなく、求められた責任に応える形で国に奉仕したからだという。」
「金融情報サービス会社ブルームバーグによれば、世界のIT企業トップ100社でヨーロッパを本拠とするのは7社しかない。なぜこれほど遅れているのか。最大の要因は市場が均質でないこと。EUが経済統合を進めているといっても、新規参入組から見れば、やはりそこは27のことなる市場だ」「アメリカでIT企業を起こした欧州出身者らは、ほかにも理由を挙げる。まずシリコンバレーが魅力的だという。人材が豊富な上、コンサルティングやインフラ支援を行う企業もそろっている。さらに重要なのは、投資会社との交渉が現地で可能なこと。ヨーロッパにはこうしたIT企業の集積地がない。フランスやドイツなどの厳しい労働法制も足かせになる。頻繁に人材が移動しながら急成長する業界にとって、採用や雇用の制度がややこしい市場は危険を伴う場所と言っていい。」

「イギリスの経済学者モリスジョーンズは50年代、インドの政治に3つの異なる「言語」が存在すると指摘した。「近代政治」と「伝統政治」と「聖なる政治」の3種類の政治が併存しているという意味だ。モリスジョーンズいわく、「近代政治の言語とは、インド憲法と裁判所の言葉であり、議会での論議であり、中央官庁の言葉」だ。一方、伝統政治の言語は、「インド全体の問題とほとんど、あるいはまったく無縁」だという。「伝統的政治の核を成すのは、カースト(身分階層)や地域社会である」。聖なる政治とは例えば、「行進する聖人」ビノバ・バーベが50年代に貧しい農民のために主導した土地寄進運動のような活動のことだ。モリスジョーンズも述べているように、バーベは「国中を徒歩で回り、自己犠牲と愛と権力なき政治体制への道を説いた」。/第4の「言語」を加える必要がある。それは「道具としての政治」だ。個人や一族、所属カーストや政党の経済的な利益のための政治行動が目立ち始めているのだ。」「ハンストや宗教がらみの説教は、腐敗に注目を集められても、終止符を打つことはできない。

「こうした移民(とそれに伴う死者)の大幅な増大は予見できた。ヨーロッパを目指すアフリカの人たちにとって、リビアは主要な中継地だ。そしてヨーロッパの指導者たちは最近まで、同国の最高指導者カダフィを支援してきた。カダフィが、ヨーロッパへのアフリカ難民の流入を「調整」していたからだ。」「NATOによるリビア空爆が始まると、カダフィはヨーロッパに「かつてない数の不法移民を解き放つ。」と宣言。以後、リビアからの密航船が押し寄せ始めた。今年の1〜5月だけで、昨年の10倍以上にあたる約4万5000人がランペドゥーザ島に漂着。こうした難民の中には、経済的なチャンスを求めてヨーロッパを目指す「経済難民」もいる。チュニジアやエジプト、そしてリビアの政変や動乱を逃れて脱出してきた人もいる。だが複数の人権団体の報告によれば、カダフィ派の兵士たちは住民を銃で脅して無理やり密航船に乗せ、大量に送り出している。」「人道上の大惨事を引き起こして、ヨーロッパの「かつての友好国」にさらなる圧力をかけることが狙いだろう。」「ジュネーブ条約では、政治難民はたどり着いた国の庇護下に置かれることになっているが、経済難民は本国に送還できる。」
シェンゲン協定 - ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定。
「フランス語圏のチュニジアからの移民は、大半がフランスを目指す。そのためフランスは難民の急増を警戒し、イタリアとの国境の警備を強化し始めた。これについて、シェンゲン協定違反ではないかと激しい議論が起きている。セシリア・マルスローム欧州委員(内務担当)は、「(EU)域外との国境に想定外の大きな圧力がかかるなど、極めて例外的な状況」では、EU各国は自国の国境管理権を回復できるとの解釈を示した。これに対して、イタリアが猛反発。ロベルト・マローニ内相は「こんな友人なら、独りぼっちのほうがいい」と、EU離脱までほのめかした。難民危機への対応をイタリアだけに押し付けるなというメッセージだ。」

オバマ政権発足直後の数カ月にまず検討されたのは、アフガニスタンで対反政府武装勢力戦略(COIN)を重視するか、それとも対テロ戦略(CT)を重視するかということだった。COINは反政府武装勢力を倒すのに最も効果的な作戦として、敵を追うことより住民を守ることに重点を置く。まず武装勢力の拠点を治安部隊が制圧する。最終的には基本的な公共サービスを提供し、現地政府の住民の支持を確立する。武装勢力を孤立させることで、彼らを支持していた(少なくとも耐えていた)住民の忠誠心を政府に向けさせるのだ。これに対し、CTを提唱する人々は、COINは時間もカネもかかり過ぎ、駐留米軍が占領軍になると反論する。それだけの時間をかけて苦労しても、うまくいかないかもしれない。それなら無人航空機と比較的少人数の特殊作戦部隊で反政府武装勢力を殺害し、再び統治権を握らせないようにすればいい。」

メッシ

――スターであることが人間関係に影響していると思うか。
 いや、身近にいるのは子供の頃からずっと一緒の人たちだ。僕は彼らと一緒に育った。確かに周囲にどんどん人が増えると、彼らがそこにいる理由を考えてしまうけど、本当に近くにいるのはいつも同じ人たちだ。

「痛みに苦しみながらそう言ったのではない。あの日、父の呼吸は安定し、頭もしっかりしていた。ただ彼は退屈していたのだ。だから退屈から逃れるために自殺したいなどという考えに、私は動揺した。」

長距離通勤、恐怖の行き先 - Your Commute Is Kiiling You

「夫婦のどちらか一方が45分を超える通勤をしていると、離婚する確率が40%も高くなるというのだ。」「通勤時間があまりに長いと、十分にリラックスしたり生活を楽しむことはできなくなるのだ。」「孤独感も強くなる。通勤時間が10分長くなるごとに、社会との接触が10%減るという。」「狭いアパートと広々とした一軒家を比べれば、部屋数が多いといった大きな家の利点にばかり目がいってしまう。反面、通勤時間が長いということは永遠の重荷を背負うことだという点は見逃してしまいがちだ。」

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「東京は例外だ。ほかの都市と違って、地図やGPSだけでなく高度計がほしくなる。普通なら「平面」上での位置関係が分からなくなるものだが、東京では高低も加わった「3次元」の空間で迷子になってしまう。」「そのうち新宿の町全体が2階建てになって、番地も「新宿二丁目」ではなく「新宿2階」などと表示されるようになるかもしれない。大半の人は地面に触れていなくても平気かもしれないが、私はいつも地面との位置関係を把握したい。重力を感じたくてたまらないのだ。東京人は無重力状態に慣れた宇宙飛行士のように、どんなに地面から離れても快適に過ごせるらしい。」「東京の人々は混沌とした現実を離れて、高く浮揚する感覚が好きなのだろう。」