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日常のあれこれ

NEWSWEEK '10 11.17

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 11/17号 [雑誌]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 11/17号 [雑誌]

「世の夫は、夜11時以降に外出する妻の行動を確実に追跡できるようになる。――ニューヨークで離婚問題を専門に扱う弁護士ラウル・フェルダー/人々の行動を空から監視する「個人用の無人偵察機」の開発競争が進んでいることについて」
G20は世界のGDPの85%、人口の3分の2を占める。アジア通貨危機に対処するための財務相中央銀行総裁会議として99年に発足。08年の金融危機でサミットに格上げされ、保護主義的な圧力に抗して大恐慌再来の回避にひと役買った。G20は各国の事情の違いを超えて、金利引き下げや景気刺激策、金融制度改革で協調行動を取った。」
「メドベージェフの強気の理由は、NATOにとってロシアとの連携が不可欠であることを熟知しているからだ。ロシアがその気になれば、中央アジアNATOの後方支援活動を妨害することもできるし、NATO内部の分裂を誘うこともできる。」
「先天的な色素異常で肌が白くなる白皮症(アルビノ)は、なぜかアフリカ東部に患者が多い。」
「多くの中国人にとって、富と権力を示す最良の方法は稀少価値の高い違法な食材を食べること。広州ではこの傾向が顕著だ。」
「米市場調査会社NPDグループによると、アンドロイド携帯の米市場シェアは昨年冬から急上昇し始め、今年7〜9月期は前期より11㌽伸びて44%になった。対するiPhoneは1㌽増の23%にとどまっている。」
「一般市民を交えたオンライン上のフォーラム。政策案を徹底的に話し合って票決を取るウェブサイト。ネットが民主主義そのものの本質を変え始めている可能性にまで触れた。」「フェイスブックの共同創設者で、同社を辞めてオバマSNS戦略を陣頭指揮したクリス・ヒューズ」「真の教訓は、ネットそのものの本質とユーザーをつなぎ留める難しさについてだろう。「ショー」が面白くて目新しいうちは、客寄せには苦労しない。問題はその先だ。」
カリフォルニア州では、来年1月以降、少数のマリファナ所持なら罰金刑だけで犯罪歴に残らなくなる。少量の所持を認めることで、前面合法化への動きを抑えるシュワルツネッガー知事の苦肉の策だったが、交通違反並みの扱いになれば、州民の抵抗感はかえって薄れるかも。」
「「政治的」な服装と普通の服装の線引きは極めて主観的。」
「インドのムンバイだ。この街で、いま最高に評判の建物はマラバル丘の上にそびえる27階建ての新築高層ビル。驚くなかれ、このビルは個人の住宅だ。インドきっての富豪ムケシュ・アムバニと妻、3人の子供、そして実母がこの「家」に暮らす。」
「中国と台湾も、経済関係の強化を通じて政治的な緊張緩和を導いた。」
BGN事件
「状況が変わらないのは、日本政府に能動的な外交戦略と世界に対する発信力が欠如しているからだ。65年に韓国と国交正常化した際、日本が経済支援という形で賠償を済ませたことや、72年の日中国交正常化で中国政府が「両国国民の友好のために、日本国に対する戦争賠償の請求を放棄することを宣言」したことは、中韓ではほとんど認知されていない。」
ホワイトハウスの高官たちは集合論で用いられるベン図を使い、政策の切り分けを始めている。Aの円(オバマ)とBの円(共和党)を描き、両者の利害が重なり合う部分を探ろうとしているのだ。
 例えば、オバマが推進している自由貿易協定(FTA)の批准は、実現の可能性が高そうだ。教育改革も、オバマとベイナーの双方が熱心に取り組んでいるテーマだ。再生可能エネルギーの普及についても妥協の余地があるかもしれない。」
「その前に民主・共和両党は、01年にブッシュ政権下で導入され、12月31日に期限切れを迎える「ブッシュ減税」を延長するかどうかを決めなくてはならない。ただし、この問題を話し合うのは改選前の「旧議会」だ。(新議会び会期は来年1月から)。議会の情報筋によれば、最も実現の可能性が高いの案は中間層の減税を恒久化する一方、年収25万㌦以上の世帯は2年間の減税延長にとどめるというものだ。多くの民主党議員は財政赤字を7000億㌦も余計に膨らませる上に、富裕層をさらに豊かにする案に反発するだろう。だが彼らも、経済が良くない時期に事実上の増税に踏み切るべきではないことは理解している。」
「現在、雇用者と従業員が徴収されている給与税の税率はそれぞれ7.65%。中間層にとってこれは最も重い税負担だ。例えばこれを一時的に4%まで引き下げれば、企業は人材雇用に使える資金が増え、労働者も手元の現金が増えて消費の伸びが期待できる(政府にとっては年間1500億ドル前後の減収になる)」「減税と財政赤字削減という共和党の2大政策目標は、互いに矛盾している。」
「何もかも規則性がないように見える。ただ1つ普遍的なのは、ハイチの人々の忍耐力だ。」
レディー・ガガのようなスーパースターはあがめられもすれば、たたかれもする。ペインによると、「何かを求める大衆がいて、それに応える誰かがいる」。そうしてすべてが「集団的残虐性」を帯びてくる。」「痛ましいことだが、いけにえが自ら進んで身をささげることを、古代人は重視していた。これは現代にも通じる。セレブはつらい思いをしているが、そういう人生を選んだのは彼ら自身だと、私たちも考えたがる。」「セレブは新鮮であろうと必死になる。」「大事なのは、燃え尽きてしまわないことだろう。」
「最初の頃、ソムリエのレオナルド・スプレカに、風邪がなかなか治らないという話をした。すると出てきたのは「ママ秘伝のレシピ」、温めた赤ワインにハチミツとナツメグを加えたものだ。
 おかげで翌日はかなり気分が良くなった。大型船の中で小型船のような雰囲気を味わえるなんて、素晴らしい。」
「食べ物はファッションと同じ。食の文化にも、憧れという要素が欠かせない」
オスマン帝国時代やフランス委任統治領時代の建物が残る街並みはベイルートならではの魅力だ。「私たちの歴史は売り物ではない」。あるプラカードにはそう書かれていた。こんな言葉を掲げたものもあった。「ベイルートはドバイではない」。それでも、ベイルートがドバイになりたがっているように見えるのは確かだ。かつて「中東のパリ」とたたえられたこの町は今、地域内のビジネスハブを見習えという目標の下、クレーンや削岩機が立ち並ぶ醜い都市へと変貌している。国際開発計画(UNDP)の最近の報告によれば、今後10年間に30万棟の新規建築物が建造される見込み。」「街並みは復元されたが、そこには地区の魂が欠けている。」「たしかに自宅は残っている。でもコミュニティそのものが消えるなら、家だけ保存することに何の意味がある?」
Save Beirut Heritage!
「「OK」という言葉で最も押さえておきたいのは、「アメリカ的」だということだろう。「OK」が意味するものは「アメリカの寛容さと、異質な物への敬意さえも2文字に詰め込んだアメリカ的哲学」だと、メトカフは言う。」


ソウ ザ・ファイナル3D ケビン・グルタート監督
――無名俳優ばかりだが、なぜ大物をキャスティングしない?
 考えたことはあった。だが、人気俳優を起用するのは、サスペンス作品にとって大きな挑戦になる。スター俳優が出てきたら、彼が死なないのがバレバレ。無名だと観客が想像つかない展開が期待できる。