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日常のあれこれ

NEWSWEEK '10 10.13

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 10/13号 [雑誌]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 10/13号 [雑誌]

「株式や債券ほどの利益しか見込めず、短期国債のような極めて安全な投資商品の利回りがインフレ率に比べて低いときこそ、金は輝き続ける」
「ヴァージン・グループの創業者リチャード・ブランソンが、またも大きな挑戦を始めた。非営利組織「エンタープライズジンバブエ」の運営で、政治的混乱と08年の記録的インフレで揺らぐジンバブエに投資を呼び戻すことを狙うという。」
イタリア「「軍隊で暮らそう」と名付けた3週間のインターンシップ制度。2012年まで実施し、18〜30歳までの男女に、軍の仕事の良さを知ってもらう。」
「中国政府が国民に情報を与えずにいわば「ブラックボックス外交」を展開してきたのは、中国共産党の非民主的な性格というだけでなく、アメリカや日本などの外国に対して弱腰だと避難されることを避けるためである。」「中国の胡錦濤国家主席と日本の福田康夫首相(当時)は08年、東シナ海の海底ガス田の共同開発を行う方向で同意した。「領有権問題を棚上げして、天然資源の共同開発を進める」という路線にほぼ沿った合意内容である。日中双方にとって好ましい結果を生む可能性のある合意だったにもかかわらず、中国政府は例によって国民への説明を避けた。首脳会談の数週間後に合意内容が明らかになると、中国のネット世論が激しく反発。それ以降、中国の外交当局は、胡と福田の合意を具体化するための話し合いに消極的な態度に終始してきた。」「経済のグローバル化が進んでいる今日、ソニー製品の95%は中国でつくられている。日本製品のボイコットを求めるのはばかげていないか」「中国政府が国内のナショなりスティックなネット世論の批判をかわそうとして先手を打ったことが外交政策の過激化を招き、それが国際政治における中国の影響力低下につながりかねない状況が生まれているのだ。」


http://markethack.net/archives/51632934.html
「いま対立しているのは世界秩序に関する2つの考え方だ。旧来の秩序をつくり上げ、それを守ってきたアメリカはおぞましい選択に直面している。中国の野望に抵抗し、誰もが敗者となる貿易戦争を始めるリスクを取るか。それとも何も手を打たず、中国に新たな通称体制を構築させるか。確かに前者は危険を伴う。しかし後者は世界を破滅させるかもしれない。」


「不安な気持ちを、不安の源に対する怒りに変える」
「感情的な要素が絡んだ強い信念があると、脳はその信念を補強する情報を擁護し、揺るがす情報は嫌う」「強力な先入観を持つ人は、自分の考えを裏付ける情報を無意識に選択する」
「アメリカ人は伝統的に「頭でっかちのインテリ」エリート層に怒りを感じるもの。その怒りの火に油を注いでいるのが、ウォール街を支配する頭脳集団が金融危機を引き起こした(のに、その責任を取ってない)という事実だ。」
「人間には、手に入れたものに応じて期待の基準を変える傾向がある。大統領が既に達成したことがほとんど評価されていないのはそのせいだ。成果は当然のものと受け止められる」「激しい怒りには『魔法』の側面がある。怒ることで自分は無力で無能ではなく、影響力と支配力があるとの幻想を抱ける。十分な怒りがあれば物理の法則は消えうせ、原油流出も止められると思える」
「選挙の候補者が言葉や態度で十分な怒りを表さないと、有権者の怒りはさらに募る。彼らはいわば無意識の候補者の怒りをたきつけようとしているのだ。」「怒りがどんどん膨らむのは、自分の感情を夫に分かち合ってもらいたいからだ。こうした反応こそ、問題対処の前提条件になる。」


「溶接工や修理工は男らしく感じるために作業服を着るようになったわけではないと、ジェンダー問題に詳しいジャーナリストのスーザン・ファルーディは指摘している。「社会に貢献しているという事実が男らしさの自覚をもたらしていた」。俳優が演じる役のように「男らしい男に『なる』ものだと考えたらお飾りにすぎなくなる」と、彼女は書いている。」「男たちのやる気(と米経済)を拝復するには、彼らが製造業の外注業務ではなく、教師や看護婦や社会福祉関係の仕事を前向きに探せるようにならなければならない。」「強くて無口で定食に就かず家にいない父親と、大黒柱としても親としても立派に自分の役割を果たしている父親。どちらが男らしいだろうか。」