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日常のあれこれ

NEWSWEEK '10 5.19

「債務が膨らみ過ぎたユーロ圏の国はほかにも2つ(イタリア・ベルギー)。ギリシャのように外国の融資に依存し過ぎている国も2つある(ポルトガル・スペイン)。」
「アメリカのFRB(連邦準備理事会)や欧州中央銀行(ECB)などの中央銀行は、金利を引き下げ、苦境に陥った金融機関や動揺する投資家に潤沢な資金を供給。アメリカなどの多くの国は、減税や財政支出の増額などの景気刺激策を導入した。」
「歴史家の間では1930年代の大恐慌をもたらした原因は世界の地政学上の勢力図の激変にあるという見方が広がっている。第一次世界大戦前の世界経済秩序は、イギリスの支配の下、金本位制中央銀行が紙幣と金の交換を約束する制度)に支えられて、活発な国際貿易を生み出していた。しかし、世界大戦は戦前の世界経済秩序を粉々に壊した。
 戦争の結果、敗戦国ドイツは賠償金負担を抱え、イギリスとフランスはアメリカに巨額の債務を負った。世界の国々は莫大な政府債務に苦しむようになった。
 もはや、大戦前の秩序を回復させることは不可能だった。イギリスの国力は低下し、金本位制は政府にとって過大な重荷になり、政府債務は返済不能な水準にまで膨らんでいた。」
「しかし、経済の根深い問題が解決したわけではない。問題は3つある。第一は、高齢化と社会保障コストの増大。第二は、民間部門の巨額の債務。第三は、国際貿易の極度の不均衡である(中国など一部の国が莫大な貿易黒字を計上する一方で、アメリカなど一部の国が巨額の貿易赤字を記録している)。いずれの問題も、世界経済の力強い回復を脅かし、世界の景気後退を長引かせかねない。」
「ここに、目下の経済状況の最大の焦点がある。景気回復は改革を後押しするのか。それとも景気回復が誤った安心感を生み出し、改革を遅らせるのか。」

  • タイ対立の構図

タクシン→北部東北部.比較的貧しい「赤シャツ隊」
アピシット→南部バンコク.都会のエリート「黄シャツ隊」
「特許を買い取り、その特許の使用料で稼ぐビジネスだ。そのためミアボルドは一部で反発を買い、「特許あさり」と揶揄されている(本人は発明家が発明品を市場に出す手助けをしているだけだと反論する)。」

  • 養子を迎える家族の問題

「第一に養子が直面し得る心理的な葛藤に対応する準備ができていないこと。第二に、養子の健康状態や成育環境に関する情報が、不完全だったり故意に誤っていたりすること。第三に、養子の問題行動をケアする専門のサービスがないことだ。」