Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

ビッグイシュー 日本版 145号

(テニスチャンピオンのラファエル・ナダル)彼とのキスはどうだった?と聞くと、笑いだしたシャキーラ。「えーと、そうね。あれは……うーん。どうしてそんなこと聞くのよ?困ったな。一緒に仕事をするのはすごく楽しかったわ。すごくプロっぽい模範回答でしょ。私ってすごくプロフェッショナルなのよ(笑)」
「シングルの『She Wolf』は、欲望の対象になるだけではなく、自分自身も欲望をもっている現代の女性の自由を表現した自由についての歌なの。この何世紀か芸術の世界で女性は欲望の対象として描かれながら、女性には欲望はないものとずっとみなされてきたわ。『She Wolf』はそうした抑圧と私たち女性に社会が課す押しつけへの抵抗を象徴しているの。『She Wolf』が自分を表現して心の奥底にある欲望を護りたいと思っている女性の闘いだとしたら、『Gypsy』はそれを行う自由そのものということになるわね」
「子どもにあげられる最大のチャンスは教育、そして食べ物だと私は思ってる。おなかをすかせたまま何かを学べる人なんていないもの」
「幸せになるのも簡単じゃないし、何でも手に入る金の鍵も簡単には見つからない。日々、ベストを尽くそうと努力するだけよ。世界には悲惨なことがいっぱいあるからといって、そういうことをただずっと考えていたらベッドから起き出せなくなるわ。先回りして自分なりに少しずつそういう問題に取り組んでいかないとね。」

  • クジラと日本人

「海から不意に姿を現す巨大なクジラは、西欧では海の怪物ととらえられましたが、鯨体を余すところなく利用した日本の沿海地域では、物理的な資源であると同時に、人々に福をもたらすものとして神聖視されていました。」
「鋤の上でクジラの肉を焼いて食べる「鋤焼」という料理があり、これが現在のスキヤキの起源となる」
「クジラとのつき合い方を見つめ直す必要があるのは、ホエールウォッチングやドルフィンスイミングも同じだ。クジラやイルカにストレスを与える過剰なウォッチングは、直接的な消費活動ではないが、今や捕鯨に代わる新たな驚異となることが危惧されている。」
「今の時代、別にクジラを食べなくても飢えはしない。でも逆に、やめる理由もない。僕はオプションとしてもっていた方がいいと思っています。たとえば
ツチクジラを獲る技術、ばらす技術、流通する機構としくみ、工場で加工する技術、それを家庭で食べる技術。そしてそれらの諸技術が伝統的な食文化を支えている。あえて捨てる必要はないでしょう。房州の夏の一つの食ですよね。これらを一つのパッケージで残すというのが、僕に与えられた小さな使命かなと思っているんです。」
「(捕鯨は多くの陸上作業も伴います。)そして、その仕事に誇りをもっていた人々は、明治に入って苗字帯刀を許された時、脊古・漁野・網野・遠見など自分の仕事にちなんだ苗字をつけたのです。」
「一方で都心部に住む我々は、鯨肉にかぎらず牛肉や豚肉などを食する際に、その動物の命に思いを馳せることはあるだろうか。また、それらの命に直接向き合っている処理加工現場で働く人々の思いに寄り添ったことはあるだろうか。」
「日本はこれまでに調査目的で、南極海だけで9000頭のミンククジラを捕獲している。大型野生動物の調査は、発信器をつけて行動を追尾するのが一般的である。あとは偶然死体が見つかるか、駆除された死体を研究するのが普通で、研究目的での殺害は禁じ手である。この意味で、60億円をかけ、南極海だけで毎年約400頭の鯨を捕獲し続け、なおも捕鯨再開に関して有力な結論を出しえていない調査は、科学研究としては失敗のプロジェクトだと見なしてよい。」
「少なくない人が信じている「鯨食は日本の伝統文化」という見解は、かつて日本捕鯨協会が70年代半ばから「国際ピーアール㈱」という会社を作って広めた俗説である。実際、『日本PR年間1983年版』に掲載されている報告には、新聞の論説委員に向けた働きかけは効果的であったとし、世論工作の成功例として論じられている。」

「そうして常に自らが「役に立つ」ことを証明し続けなければならない関係性の中で、お互いがお互いをおいつめ合っているような悪循環。これは、ただひたすらにキツい。」

  • 大豆

「また、大豆の食料消費(食用油や飼料などの消費を除く)では1位中国、2位インドネシア、3位日本、4位ナイジェリア、5位北朝鮮、一人あたりの消費では1位北朝鮮、2位インドネシア、3位日本、4位ウガンダ、5位韓国と続く。
 アジア以外ではアフリカの2カ国が目を引く。実は砂漠化が進むアフリカでは、今後予想される人口増加と食料不足に対しタンパク質の確保が課題となっており、そのため、大豆を栽培し加工する取り組みがNGOなどによって進められているのだ。」