Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

☆不惑の雑考 - 岸田秀

不惑の雑考 (文春文庫)

不惑の雑考 (文春文庫)

「子どもというものが近代において発見された現象であることはよく知られているが、論理的に言って子どもの発見はおとなの発見と同時であろう。子どもはおとなの発見と同時に、おとなではないもの、いわばおとなのネガとして発見されたのである。発見者は自分をおとなだと思った人間である。子ども自身が、おれはおとなとは違う子どもだと言い出したわけではない。」