Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

☆00世代の格差ゲーム - 佐藤俊樹

00年代の格差ゲーム

00年代の格差ゲーム

「本が記憶のメディアだとすれば、残酷な結論だ。記憶に残るのは良い本ではない。売れた本である。個展がベストセラーになるのではない。ベストセラーのなかからしか古典は生まれてこないのだ。」
「機会の平等原理を掲げる社会には、他人を否定する強い力がひそんでいる。そして、その力があたかもないかのようにふるまうことで、その力で否定された人々をさらに否定しようとする。」
「これほどまでの軋轢と齟齬をうみだしながら、機会の平等社会への途を誰も捨てられない。機会の平等原理は、私が私であることの、いや私が私になることの奪われなさにつながっている。私たちのなかには、個であることの快楽と欲望があるのだ。」