Bi-Bo-6

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日常のあれこれ

☆ことばと国家 - 田中克彦

ことばと国家 (岩波新書)

ことばと国家 (岩波新書)

「母国語とは、母国のことば、すなわち国語に母のイメージを乗せた、煽情的でいかがわしい造語である。母語は、いかなる政治的環境からも切り離し、ただひたすらに、ことばの伝え手である母と受け手である子供との関係でとらえたところに、この語の存在意義がある。」
「ことばはすべて"国"語であると考える日本人の考えかたに根深く宿っているこの盲点こそは、この記事がまさに指摘してきた、「日本を単一民族国家としてきた日本人の意識」をありのままに示しているのである。」